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年末に子連れで札幌近郊の温泉宿にいくつか行ってみて…

4年前ぐらいから、帰省のタイミングで温泉宿に宿泊するのが恒例となった。

  • 人数的には、私たち夫婦と子ども一人に、夫の両親の計5人。

  • 日程としては、1泊〜2泊程度。

  • 距離的には、札幌中心地から2時間以内ぐらいで行ける距離の場所。

  • 目的地への交通手段は車

と言った具合だ。


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赤いピンがあるところが行った宿の位置関係

直線距離がそのまま限界値と言うわけではなく、、高速道路など、インフラの充実具合でかなり変わる。例えば、距離的に遠い登別も北湯沢よりは行きやすかったり。

平均価格帯もプランもバラバラなので純粋な比較は難しいのだが、行ってみた感想をまとめたい。

目的(基準)

普段、観光目的の場合、宿泊施設に求める基準は結構低い。
バスタブなしで安くなるなら、それを選ぶし、清潔感さえあれば狭くて構わない。
ただ、この恒例行事に関しては、年末に贅沢しに行っているし、宿泊施設目的である。一度行ったら施設の外には一歩も出ずに、ただただダラダラしたい。その基準でコスパと言うより体験で感想を述べている。
(目的が違えば感想も違うので念の為)

おたる 宏楽園

この時は、客室に露天風呂が付いているメゾネットタイプの部屋に泊まった。部屋の2階に露天風呂がある感じの。夫の父の還暦祝いも兼ねていたのでかなりリッチなプランだった。

私の中ではダントツおすすめ。
こんなに贅沢していたら当たり前かも知れない。

なので、部屋以外の部分でも思い返してみたい。
泊まった中で一番ご飯が美味しかった。私にとって塩味・甘味のバランスと味の濃さが絶妙に好みだった。
ちなみに、夕食はビュッフェではなくコース料理をいただくような形。

特に自分のことを少食とは思わないが、来る料理ごとに完食していると、後半の料理が食べれなくなるので、勿体無いけれど、少食の人は分量を気にして食べ進めて欲しい。炊き込みご飯とかも美味しいから!

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あとで運ばれてくる料理もあるが、出だししか写真に収めていない・・・。こんな感じ。

子ども用のご飯も用意してくれる。
食いかけで申し訳ないのだが、いわゆるエビフライとハンバーグとかではなく大人に近いもので工夫してくれているのが嬉しかった。(うちの子は和食大好きでお子様プレートが苦手だったりする)

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写真を撮る癖がなく・・・常にこう言うのしか残っていない。

心の安息面?ストレス具合?はと言うと…
客室数が多く無いので、混雑するようなこともなくゆったりと過ごせた。温泉付き客室を選んでいるから、そこまでのニーズはなかったが貸切風呂(45分間ごとだけど)があるので、お風呂なしの部屋でもプライベート空間は楽しめそう。

あと、館内着に浴衣以外に作務衣の用意があるのも楽ちんポイント。
宿に着いたら、速攻で着替えてダラダラしたいし、浴衣だとはだけるし…。

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胸のところにボタンも付いてる。

ロビーのあたりにラウンジ的なものもあり、宿泊者がフリーで飲食できる空間もある。嬉しい。混んでないから行ったら必ず座れるし。

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飲食できるラインナップ
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空間的にはこんな感じ

この時は1泊だけだったから何ともなかったが、2泊となった場合、こどもは暇かも知れない。行ったタイミング的に息子は年長さんだし。
あと大人もおこもりステイとなると、大浴場は10:30〜15:00まで閉まっているし、温泉部屋付きじゃないと残念なのかも知れない。

緑の風リゾートきたゆざわ

息子ランキングでは、ダントツNo.1。
露天風呂の数がめちゃくちゃ多いのが理由だそう。
お風呂内の写真は撮れないので、検索してみたけれど、これが一番わかりやすそう?

https://static.yukoyuko.net/photo/3749/bath/a0L6F00001fjvTcUAI/1/0008.jpg

公式サイトも貼っておこう。こんな感じで、香りも色も色んな種類があってとにかくエンターテインメント性が高い!屋内風呂の種類も面白いし、季節のお風呂的なのもあるので、いつでも一緒と言うわけではなさそう。

息子はこんなにも種類があっても、一番のお気に入りがヒノキ風呂ではある。渋い。

食事は、朝も夜もビュッフェスタイルだ。結構品数も多く、目の前で天ぷらを揚げているコーナーなんかもある。特定の時間になるとフロアに回ってくるワゴンサービスのビーフシチューが名物らしい。
個人的には、濃い味だった印象があるのだが、息子は偏食なので、ビュッフェが好き。永遠と春菊の天ぷらを食していた記憶だ。

あと気になるのが、大型施設なのもあり、国内外からの団体ツアー客も多く利用している。1団体の人数が相当多いらしく、1テーブルに収まらない為か、テーブル同士を頻繁に行き来して、正直騒がしいのと、歩きながら話し出すので、自分たちの座席の横でやられると衛生面が気になった。

また館内施設に戻るが、その他も充実している部分が多い。
書斎と呼ばれているエリアやライブラリーだ。仕事を抱えたまま休みに入っても何とかなりそうである。

別途料金はかかってしまうが、天文台もある。

年末年始に行くと、打ち上げ花火も見られる。

子どもにとっては楽しいアトラクションが多く、とても楽しめる。

ちなみに、こちらには2泊したのだが、やはりこちらも昼は大浴場が閉まっているのと、年末年始は周辺の飲食店もみんな閉まっている上に館内のレストランも営業縮小しているので、ランチはかなり残念になる可能性だ。

ぬくもりの宿 ふる川

この年も2泊のつもりだが、2つの宿に1泊ずつ泊まった。

ここも客室数がそんなに多いわけでは無いので、そんなにごった返すようなこともなく落ち着いた空間だった。この雰囲気何風って言うんだろうか…?
これまで泊まった中では独特だったのだけれど。
黙って公式貼っておく。

印象的な部分としては、離れみたいなところにあるラウンジだ。
冬場は行くのに苦労するのだが、フリーの軽食や飲み物が用意されていて、足湯なんかもある空間。足湯したい場合は、綿入りの半纏を貸してくれる。

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外を歩かないとだから寒くて遠い。
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離れ空間は色んなタイプのソファが用意されている。息子のお気に入りはこれ。

ここは冬以外に来た場合に全然違った印象になりそうだと一番感じた宿泊施設だった。

館内着が各部屋ごとにS/M/Lと用意があって、それが楽で良いなと感じた。
クローゼット的なものも広めで使いやすかった。

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写真右が館内着が置いてあり、クローゼット的な部分。

ご飯は、夜も朝も同じ場所ではあるんだけれど、夜はコース料理的な感じで朝はビュッフェになる。
朝のビュッフェは、なんか片すの早くない??まだ食べてますけど??と思った記憶あり。

ペットと一緒に泊まれるプランもあるらしい。ドッグランもあるらしい。
ちょっと、私たちはペットを飼っていないのでその辺の良し悪しはわからないのだけれど・・・。

あと、本館的なところにもラウンジはあるし、フリードリンクサービスもある。

定山渓第一寶亭留・翠山亭

こちらも客室数的なものもあって、ゆったり。
チェックインできるまでに時間があったのだけれど、グループごとにラウンジの特定の席に通され、確か、ラウンジのフリードリンクも飲めたと思うので、すっごい待たされてる感薄く過ごせたと思う。

こちらも食事はコース料理的な感じだった記憶・・・。
確か、朝も夜も懐石料理どころで食べたと思う。

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こんな上品な感じの料理が順番に運ばれてくる

温泉宿に行くと、即刻温泉に入り、すっぴん&館内着でダラダラしているせいもあるのか、極端に写真を撮っていない。
写真が残っていると、後になって、あれしたね、これしたね!なんて言う思い出話もできて私は好きなのだけれど、気を抜きすぎている。

公式もペタリ。

息子はラウンジを気に入っていた。
と、言うより、食事の後にもラウンジに行ってスイーツを食べており・・・食べ過ぎじゃ無いかと不安になった。

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コースにもデザートついてるのよ?

ここのお宿は、なんか色々とおしゃれにまとまっていたような印象?というかそんな記憶。

ホテルまほろば

こちらに2泊した。正直、宿泊施設目的の場合には、これまで行った宿泊施設の中では、一番もう行かなくて良いかな…と思っている。
この手の宿泊施設では、この価格で泊まれるところはなかなか無いので、何を取るかと言う話ではある。価格の割には最高なのかも知れない!

5つの中では、一番施設規模が大きい。
やっぱり施設規模が大きくなると、団体ツアー客の宿泊施設になるわけで、とっても混雑していた。

チェックインの列、どこまで続くのよ・・・ってぐらいの長蛇の列だった。
完全にキャパオーバー。(400室弱の客室数の規模なのに、一番ラッシュになりそうな15:00前後に3カウンターしか開けていなかった 汗)
人がいないなら、自動チェックイン端末など用意して欲しいなと感じた。

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後ろにも同じだけ並んでる。

エレベーターが一箇所に5機ぐらいあるのだが、1つ1つがとても小さく、多分6人ぐらいしか乗れない。し、うまい具合に5機の連携もできていない気がするのだけれど、全然来ないから、やっと来たエレベーターが満員と言うのが良くある。(みんなキャリー持ってるからしんどいと思うし、私たち9階だったりしたので、階段での登り降りはさすがにキツい)

館内着が浴衣のみだったー。十分よ。あるだけ十分なんだけれど、個人的には、作務衣的なズボンタイプが欲しい…。
あとは大浴場に行く用のバッグなどの用意が無い。これまでの宿泊場所には必ずあったので、不便に感じた…。

浴衣は1Fロビーのところにまとめて置いてあるので、自由に持って来れる。
子どものは140cmまで甚平があって、フロントに言えばもらえる。

温泉は地下1Fと地下2Fにあり、時間帯によって男女風呂が入れ替わる。
入れ替わり時間は同じなので、時間帯の違う風景などは楽しめない。
あと、朝のお風呂時間は、4:00〜9:30なので、朝食の時間などを考えると、徹夜か早起きかする必要がある気がする。

規模はかなり大きく、滑り台がある。こどもは楽しいかも。
ただ、屋内も屋外もだいぶスモークがかっていて、ホワイトアウト気味だ。
露天風呂感を感じられるのは、地下2階の方かも。地下1階の方は夜になると体感値ほぼ屋内と言っていた(夜は、地下1階が男風呂なので聞いた話)。

和室に泊まったので、旅館特有かも知れないけれど、宿側で布団を敷いてくれる。大概この布団を敷くタイミングは宿泊者が夕食を食べに行っている間だと思うのだけれど、客室数が多いせいか宿泊者の夕食時間などの考慮はなく、端から順番に敷いていっている模様。
部屋にいる間にスタッフの人が部屋に来た…。そして、布団を敷くのを傍で見守るなんとも言えない時間が流れた。(こう言う時ってどうするのが良いの?ラウンジ的なものも無いし、行き先が無い…。)

ご飯は、夜も朝もビュッフェ。
名物はカニ🦀らしい。ビュッフェだから食べ放題だ。
品数は結構多い。朝と夜でメニューは変わるけれど、多分毎日同じメニューなんだと思う。2日目も同じだった。

自分で海鮮丼を作れるコーナーとか、お刺身コーナーとかがあって、生魚が充実していた。色んな調理方法の魚もあって、美味しかった。
個人的にはあら汁が好きだった。普段から味噌汁の類が大好き。ここのは具もたっぷり入ってて美味しい!

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全く同じメニューだったけど品数は豊富だったので、1日目と2日目で違う料理をよそってみた。

2泊しているので、2日目もある訳だけれど、館内は、お昼時大体の施設が閉館しちゃって何もできない。大浴場だけじゃなく売店も閉めちゃってる…。
幸い、立地が良く、近隣のスポットも営業していそうではあった。
向いにはセブンイレブンがあって、その横にはセイコーマートまである。

部屋に設置されているのはお茶のみでラウンジなども無いので、コーヒーを飲むなら、食事時以外だと、もうコンビニに行く感じになるかと思う。
(自販機は館内にあった。階数で料金違うかも)

最後に

おこもり連泊客は想定していないのか…。
どの宿も大浴場は15:00ぐらいまでやっていない。温泉行くなら、2泊したいのよ。で、中日はもう廃人みたくなっていたい訳。そんでもって、2日目の昼に温泉に浸かりたいのよー。
その願いを叶えるためには、温泉付きの部屋を予約するしか無いのか…。

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