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冬の「ゲストハウス雷鳥」を子連れ利用してみた

ゲストハウス雷鳥とは

長野県松本市の乗鞍高原にあるゲストハウス。
ワーケーションプランや託児サービス、各種アクティビティなどもあり、長期滞在しやすい環境が整っている。

概要は前回記事の方で・・・

アクセスは?(東京から向かう)

長野と言うことで若干ナメていた。やっぱり、山は遠い!
運転免許を持っていない私は、公共交通機関のみで現地入りするプランだが、車だろうがきっと遠い。

乗鞍への移動
新宿駅(あずさ/2時間37分)→松本駅(松本電鉄上高地線/31分)→新島々駅(アルピコ交通乗鞍線/バス/47分)→乗鞍高原観光センター(徒歩/上り坂で大荷物、子連れだと10分くらいかかった)→雷鳥

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新島々駅
ここからのバスが長かった。紛うなき山道。スマホ見ながら乗車したら吐く。酔いやすい人は酔い止めを飲んだ方が良い。

注意点として、ここから乗るバスは、大型観光バスのような見た目だが、都営バスと勝手は一緒。降りるときにボタンを押さないと止まらない。そう、もちろんやらかしている。一個一個丁寧にトラップを踏んでいく。

冬の荷物はいかほどか?

スキーアイテムもあるが、板やブーツはレンタル、ウエアは手持ちで行く予定。
洗濯前提で、荷は厳選したつもりだが(日中着る服3セット、寝る時の服2セット)、旅行用の圧縮袋を使っても、100L弱のキャリーがパンパンになった。いや、ギリ溢れていた。

※こういった場所は、エレベーターが無いところがほとんどなので、荷物が多くなると階段が厳しい。

私たちの場合は、見かねたスタッフの方が2階まで運んでくれたので命拾いした。実は最後の登り坂で瀕死状態になっていたのだ。内心もう持てる気はしていなかった。

設備はどうか?

長期滞在を考えた場合、気になるのは荷物量や金銭面。そうなると、洗濯したいし自炊も視野に入れたい。

まずは洗濯
サイトにも記載があるが、洗濯機と乾燥機が有料で使える。200〜300円程度。ただ乾燥機は、最大60分の設定で、強めの脱水ぐらいの感じ(乾きはしない)。
外に物干し竿が設置されていて(屋根は無い)、晴れていれば1日で乾くから問題無い。だが、滞在期間中の天候が悪そうなら日数分の衣類を検討した方が良いかも知れない。(せめてインナーは)あと、物干し竿のキャパは、遠慮した状態で、一度に3家族くらいかと思う。

キッチン
同時に2グループが料理できるような構成になっていて、調理器具や食器も申し分なく揃っている。予めお知らせする必要はあるが、ローカルなネットスーパー「デリシアネット」で注文して届けてもらえる。(行く前に近所のスーパーから配送するでも受け取ってもらえる。)
ちなみに徒歩圏内にスーパーやコンビニは無いのでひもじい思いをしないように事前の下調べ&準備は必要だ。

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お風呂
湯船は温泉。すっごい泉質の良い温泉。
アクティビティをしてきた老体に染みる。地味にジワジワこのメリットが効いていたように思う。
アメニティとして、シャンプーとボディーソープは設置されていた。バスタオルも無料で貸し出ししている。嵩張るものの無料レンタルはありがたい!

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露天風呂
夜は暗いから、明るい時間がおすすめ。

内風呂も2つあって、感染対策の為、全部予約制。予約と言っても、ボードの空いてる時間にマグネットを貼るような形。この仕組み、広々お風呂に入れるし良いなと感じた。

ネットワーク
ワーケーションするのに必須なのがネットワーク。ちゃんとWi-Fiがある。
私がいた時で、毎時90Mbpsくらいの速度はあった。
あまり詳しくは無いけれどセキュリティレベルは「安全性が低いセキュリティ」とiPhoneで繋ぐと出てくる感じではあるので、機密情報は扱わない方が良さげだった。

アクティビティや併設サービスを利用してみて

託児サービス
これは、子連れワーケーションが一気に現実的になる、超魅力サービス。

木のこのサービス内容は以下
https://kinoko-norikura.com/

基本時間は9:00-17:00で、宿泊者向けプランとして、小学生¥1,000/1h、未就学児¥1,500/1hで預かってもらえる。このほかにもお泊まり保育などもあった。大事なポイントとしては、お弁当と水筒を持たせる必要があること。

さて、私たちは、ノープランで来ている。弁当や水筒を持っているはずは無い。むしろ、子どものリュックすら持ってきていない。スキー場で買ったお茶の空きペットボトルに水を入れ、雷鳥のキッチンで販売してるツナ缶でおにぎりを握り、たまたまキャリーに入れてたDAISOのビニールバッグにそれらを詰めて背負わせた。

保育士の方が、不憫な我が子たちのために、昼食に具沢山ポトフを用意してくれた様だ。毒親と思われていない事を願うばかりである。

こちら、その日の活動内容について写真共有してくれるのも嬉しいケアだ。自然体験で何をするものなのか親も気になるし、何より、初めてのところで子どもが無事かも気になる。(逆に心配されている可能性もあるが)

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うちの子がその日の活動で気に入っていたのは、焚き火と蕗味噌作り。未就学児(5歳)だが包丁を使った料理体験もさせてもらっていた。

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焚き火の火に魅せられて、小枝をくべすぎて軽い火傷をしたり、その枝で手を切ったりしたようではある。
ノコギリ使うのだって楽しかったに違いない!

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怪我はしたものの、笑顔いっぱいルンルンで帰ってきた。相当楽しかったらしい。また行きたいと泣いて懇願するほど楽しかったらしい。

スノーシュートレッキング
子どもがいる場合は、プライベートツアーになる。雷鳥宿泊者は10%OFF。5人で3hコースに参加して、一人当たり¥6,000しなかったと思う。

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プランはキッチンの壁にも書かれている。

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途中、「これはオコジョの足跡だよ」とか、「白樺の木は油分を多く含んでるから、すごく燃えやすいです」と言って実際に燃やしてみたり、「この樹液の匂いを嗅いでみて」と言って、ハーブの匂いのする樹液を実際に嗅がせてくれて「この木は、虫から身を守るためにこんな匂いを出しているんだよ」など、子どもにわかりやすいように森のことを教えてくれながらのツアーだった。
気に入ってしまったうちの子(天性のガヤ)はもう、「先生!」と言いながらグイグイ絡みに行っていた。

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スキー
宿泊者対象のリフト割引券があった。また、スキー場までの送迎もしてくれたので、公共交通機関'sの私たちも足を伸ばせた。

料金設定がそもそもリーズナブルなので、割引が無くても結構安い。
それに加えての割引なので、遊びを積極的に取り入れやすい。ここも長期滞在のしやすさな気がしている。

ならではの出会い

ホテルでは無くゲストハウスだったからこその出会いがあった。
同じく「子連れ ワーケーション」でヒットした施設と言うことで利用していた関西から来た親子!

やはり、共通ニーズで訪れて、共通の話題がある人とは話が盛り上がるもので、3日間ほど夕食を共にした。子どもたちも打ち解けたようで、いる間ずっと一緒に遊んでいた。共にした食事は全て自炊なのだが、このギブ&テイク感はなんとも心地よかった。(この方、料理がまた美味しいの)

私たちの夕食、大体作ったのは一緒に行った「かえ」。もう感謝しか無い。
私は、引率されて何不自由無く旅行した感じの立ち位置。気楽なものよ。

施設内でも子どもが出す騒音が多少は許容されている感じがして、それもまた心地よかった。(託児サービスを使っているので、みんながワークしている日中はそんなに騒音も出さずに済んでいる)

本当に魅力的な場所だった。

こばなし

前回の記事でも述べたが、全くスキーができない状態で行ってやった。スクール入ったところで初心者が初心者を見るなど、すぐにできるものでも無く、スクールに行った午後は、だいたい一緒に行った「みゆき」に子どものフォローをしてもらっていた。。(だからやれた)
初心者にはもう、、、無理よ。。。子どもが落ちて行っても、全然助けられない感じ。鳥肌立つほど怖いから。

カッコ良かったなぁー。スノボめっちゃ上手かった。こうなんと言うか、シャッて音させて止まるの。そんな救助。

だけど思う。初めてのことを、それを理由に躊躇してると何もできない。誰だって最初は初めて。
だから、やれる人と一緒に行くのがおすすめ!全力で甘えるのをおすすめしたい!一緒に行く人がどう思うかはまた別の話だが、私は楽しかった。

(言っとくが、スキーの写真は無いよ。そんな余裕は無い1mmも無かった!!)


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