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2019年8月の記事一覧

第5回東奥文学賞 震災、モンペ、ストレス……問題山積ながらも小学校の管理職教諭が抱く希望

花生典幸(はなおいのりゆき)「月光の道」:大賞。八戸の市立小学校の教頭を務める片野秀一の元へ、福島から中嶋しおりという少女が転校してくる。しおりは震災の余波から、人前では言葉を話すことができないらしい――。小学校の教頭・校長という管理職の日々をリアルに描いている点が新鮮で、担任を持たない立場でも相当ハードな業務なんだなと伝わってきます。作中でそれを「感情労働」と呼んでいますが、これが二重の意味を持

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