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【もうすぐ退院の日が来てしまう・・・・かも】

■わざわざ買うのもなー、って思って乗り切った色々

日帰りで変えるつもり病院にいったら緊急入院になったので、
入院セットを用意していませんでした。
ですので、欲しいものがちょこちょこ足りなかったりするんですよね。
例えばハンガーは1個だけ、貸出をお願いしてもありませんと言われました。
どうやら患者さんが持って帰ってしまうらしいです。
どうしてハンガーが複数いるかというと、洗濯をして服やら下着やらを干すためです。洗濯には「洗剤」がいりますよね。
洗剤はどうしたか、というと「シャンプー」を使いました。
シャンプーには界面活性剤が入っているため、代用となり、なんなら少しいい匂いまでついてきます。
他にも、爪切りは聞いたら貸してくれたり、歯ブラシもホテルにおいているような予備用があったり、意外と買わずに生きていけました。

■いそがしい入院生活


「入院は退屈でしょう」とほとんどすべての人に言われます。
そりゃ、テレビ見るか、フリースペースで井戸端会議するかしながら、毎日検査とリハビリ。
僕も本を沢山読む方ですが、さすがに24時間中10時間もずっと本を読めるほど、集中が続きません。
一方で体力を消耗しないので、疲れてもぐっすりとは寝付けず、唯一の楽しみは病院食になりかけていました。
ですが、入院最初の30時間、ずっと病室のベッドを見上げている中で「回復退院したらこんなことしたいな」という生きる希望を見つけてしまい、毎日その資料づくりで必死です。
看護師さんからの言葉は「いつも忙しそうですね」という声に変わり、僕はといえば、「退院までにしたいことができるか、間に合わないかも」と時間との勝負になってきました。

■「お世話になりました」と退院


当たり前ながら集合部屋の入院者は「入院」「退院」と人が循環します。退院される方を横で見ていると「お世話になりました、ありがとう」とこの場所を去っていかれます。
昨日まで横に寝ていた人が、あくる朝旅立っていく。回復は喜ばしいことなのですが、
少しの物悲しさは「戦時中の集団疎開ってこんな感じだったのかな」と思い起こさせます。
私も近い内にここを出て、シャバに復帰しますが、元気よくここを旅立とうと思います。

(太平洋戦争関連の本やビデオを見たからかなぁ?)
さぁ週末に晴れて退院するために、残りの入院生活無駄にしないぞ!
あ、ちなみに退院が決まった訳ではありません。勝手にそう思っているだけです。


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