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#1190 ケアマネは介護認定には不向きかも

僕の母は先日の18日、96回目の誕生日を迎えた。
初めて介護認定したのは令和2年12月で要介護1が認定された。3年が経過したわけだ。
通常、年に1回の認定更新がある。だが、去年と一昨年はコロナの影響で認定無しに継続できたのである。

介護認定には、区からの調査員による訪問調査と主治医の意見書の二つを基に認定審査会を通して結果が通知される。

訪問調査では、自分の誕生日や住所が言えるか、短期記憶などの認知機能の確認。着替え、トイレ、歩行、寝返りなどの身体的機能の確認が行われる。

訪問調査は、担当してもらっているケアマネジャー(ケアマネ)も代行が出来る。去年、担当ケアマネのKさんが、訪問調査したのだった。
その後、コロナの影響で認定が免除(現状で継続)されることを知り、それを適用してもらい要介護1のまま現在に至る。

訪問調査の時のKさんの対応は、かなり気になるものだった。
言葉を選ばずに言うと、『あらさがし』。悪いところをみて、良いところを見ようとしない。そんな印象だった。

Kさんは悪い人ではない。ほぼ3年の付き合いになるからそれは間違いない。では何故、あらさがしをしたのか。恐らく、要介護度が重くなるほどケアマネの収入アップになるのではないか、と推測した。

僕の推測は当たっていた。下記のように要介護1、2よりも3の方が収入アップになる。



でも、もっと利用者のことを思ってほしかったな。介護度が重くなれば、その分利用者の負担は大きくなる。例えば、要介護1から2になった時、デイサービス(半日)の負担額は250円ほど高くなる。母の場合、月に18日ほど通っているから4500円/月。年にすれば54000円の負担増になる。

自分の収入も大事だが、利用者のことをもっと考えてくれるケアマネであってほしかった。

そんなわけで、今回は区からの調査員を依頼した。来てくれた方は、母の出来るところも出来ないところも公平にみてくれた。良かった。

無論、利用者を第一に考えてくれるケアマネも少なくないだろう。ただ、やはり自分が一番かわいいと思うのが普通。Kさんのように収入アップのために要介護2よりも3にしたいと思うケアマネも少なからずいるだろう。

まあ、それにしてもKさんは分かりやすい人でした。住所や誕生日が言えてしっかりしている母に落胆気味だったからね。



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