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味噌集会・味噌瞑想 3月13日

今年も無事に我が家のお味噌の仕込みを終えることができた。
できあがりは約9kg。
大豆と米麹はここ数年、友人を介して知り合った
滋賀県の百菜劇場の廣部里美さんから送って頂いている。

実は先週も味噌仕込みを行った。といっても先週は「味噌集会」と称して
ご近所友人お二人に声をかけて、私が味噌仕込みをレクチャー。
いや、レクチャーなんてカッコいい呼び名などではなく、
やっぱり「集会」の方が似合っている。
午前中から味噌仕込みの作業を世間話をしながら3人でやって、
仕込みを終えたら1品持ち寄りのお昼ごはんのお楽しみ付き。
身構えず、気楽な感じで。何より楽しみながら手を動かすのが
味噌づくりにはいい気がしている。目に見えるわけではないが、
たぶん発酵にもいい影響があるんじゃないだろうか。

今週は我が家の分の仕込みをひとり黙々と行った。仕込む量は先週の倍の量。大変は大変だけれど決して嫌いではなく、麹のふくよかな香りや大豆が茹で上がる甘い匂いに包まれる中、作業に没頭する時間がいい。
麹で掌がすべすべになっていくように、頭も心も滑らかになっていく。先週は流れ作業で段取り良く、気づけば洗い物まで終わっていて仕込みもあっという間だったな。なんていうことが、頭に浮かんではまた消えてを繰り返し、まるで味噌瞑想?が心地よい。 友人たちとワイワイ言いながらの時間も良いけれど、ひとりで仕込む静かな時間もまた好きなのだ。

木桶で仕込むお味噌は今年で9年目。味噌づくりでいえば、小さなタッパーから始めてもうかれこれ15年以上になる。もう私の生活には外せなくなっている季節しごと。なんてことはないかもしれないけれど、今年もそのひと仕事を終えたことに安堵し、感謝をしたくなるのは3月だからなのか。
あたりまえの日常を過ごせていることに。

3月13日(水)晴れ時々曇り 最高気温5℃最低気温 - 1℃
昨夜、ヨガを終えて外に出ようとしたら雨が大雪に変わっていた。
庭のすみっこにせっかく顔を出したスノードロップも再び雪に覆われて
雪の雫は姿を消してしまった。