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光が射す道へ 11月26日

真綿のような雲に覆われた今朝の空。
「ま・わ・た」
口を大きく開けて発音すると、顔の筋肉や顎関節の動きに良さそうだ。
それにどこかふんわりとやわらかで甘く、美味しそうな響き。
「ま・わ・た」なんて魅惑的なんだろう。

そんな平和なことをつらつら考えていた日曜日の朝。
が、何が起こるかわからないものだ。
ちょっとした話の流れで知人から聞いた内容に
思わず憤ってしまった。

怒る、腹が立つ、の最上級。憤り。
私にとってはめったにないことだし、自分のことではここまでの気持ちになることはまずない。特定の相手に向けてというものではない。話をしてくれた知人に対してでももちろんない。むしろその知人の立場を思って噴火するように沸き上がった感情だった。大きな力に対して小市民は何もできないということなのだろうか…。

いかん、いかん。しばし深呼吸。
感情をそのままどこかにぶつけたとしても、何の解決にもならないことは
ずいぶんと学んできたつもりだ。あきらめてしまうのとも違う方法で、小さくても少数でもずっともっとおもしろおかしく、happyな道、方法を探り、大きな渦に吞まれないようにすることもできるはず。そうでありたい。
「たとえマイノリティーだとしてもひとりではないから」
ポンコツの頭からぷすんぷすんと湯気が出そうになるのを沈めつつ、
テイクアウトのコーヒーを知人に渡しながら放った言葉は、自分に言い聞かせていたのかもしれない。

憤りは疲れるし続かない。
単純にできている私の場合、楽しい音楽を聴きながら
美味しいコーヒーを飲んだだけで、憤りという感情そのものは
どこかへ行ってしまう。
でも。
心に留めて、光が射す道へ進むカードを切る方法を考え続けたい。

11月27日(日)くもり時々晴れ 最高気温8度 最低気温0℃
町内の紅葉はもうほぼほぼ終わりそうだけれど、愛宕神社の銀杏は見頃の様子。明日、久しぶりにお参りに行ってみようかな