動物園を辞めて、いまとこれから
前の記事の続きです。
動物園の飼育員を辞めて、これから…のことを書きます
なんで辞めたの?
noteご覧の方はまだお伝え出来ていなかったと思うので辞める理由を改めて書いておきます。
他にやりたいことが出来たから!
が1番の理由です。
具体的には…まだ私もはっきりしていないところもありますが、ひとまず、
演劇がやりたい!
です。
紙芝居ももちろん沢山やりたい!です。
でも、辞める理由としては、演劇やりたい、が大きいかなと思います。
演劇は、連休がいります。周りの人と合わせる稽古があります。公演期間もあります。
動物園は連休をとることが難しく、シフトの融通もあんまりききません。動物を育てている仕事だし、それは承知の上でした。
更にコロナ。動物園はコロナ感染者を出したくない、クラスターが発生すればまた閉園してしまうので、東京に行くこともできれば禁止!でした。(職場は埼玉県)私も、動物園にとって危険なことをしたくありません。
大好きな動物園です。
閉園すれば経営も厳しく、お客さんや働く人も辛いのも分かっていました。
でも、今、私は演劇やりたい。
これはどうしても変わりませんでした。このまま私が演劇をやろうとしたら動物園にも舞台の方にも大変な思いをさせてしまう。
だから、辞めるという決断に至りました。
辞めるきっかけ
1番最初に辞めようかなと思ったのはいつだっただろうと考えてみると夏頃でした。
ナオトーークの角谷さんの回を聞いていて、初めて現実的に仕事を辞めるという選択肢が私の中に出てきたような気がします。
角谷さんは、私には考えられないくらいめちゃくちゃな生き方をしていて(いい意味で!!)なんか、あ、こんな風に生きたいな、と、率直に思ったので、じゃあ、仕事辞めきゃ出来ないかもな、と、考え始めました。
極めつけは今年1月、劇団こちらスーパーうさぎ帝国で演出助手として公演に参加させて頂けたことが決め手になりました。実際に大人のやる演劇に携わってみて、やっぱりやりたい!と思えたことはとても大きいです。稽古に参加して、動物園にいては出来ないとはっきりさせることが出来たことも辞めると決められたきっかけだと思います。
私は高校の時から演劇が好きでした
高校で進路を決める時、結果的には動物園を選びましたが、もし、動物園で働いた後もどうしても演劇をやりたかったら辞めて演劇をやろう、と思っていました。これが高校時代の私との約束でした。
そして、最終的に、やっぱりやりたい、と、思いました。
あと、もうひとつ、アイネクライネノスタルジックに参加出来て私が、やっぱりやりたい!と思えた大きな理由があります。それは、客席のお客様が笑ったり泣いたりしているのを見て、物凄く感動した自分に気づいたことです。
公演を稽古から見てきて時間をかけて色んな手をかけてみんなで考えて考えてつくられていて、それが、お客様に届いた。それが本当に本当に嬉しくて、尊く感じました。その事にこんなに自分が尊く感じるんだということに驚きました。
私もこんな風にお客様に届く作品をつくりたい、その一員になりたい、と思いました。
これが私の、やっぱりやりたい!と思った理由です。アイネクライネノスタルジックに関わった全ての皆様、ありがとうございました。
全員私の憧れです。
決断を後押ししてくれたみなさんへ、謝辞
はたから見たら、演劇やりたい!だからやめる!とすっぱり決めたように見えるかもしれませんが、そんなことはなく、色んな人が勇気をくれたからこの決断が出来ました。
この世界に興味を持つきっかけを作ってくれた、そしてずっと背中を押してくれている、ゼロコのぐりさん。角谷さん。
いつでも、あひるはできると信じて熱い指導をしてくださる紙芝居の先生、とらさん、それから暖かい紙芝居仲間の皆さん。
演劇の世界のこと何でも教えてくれるこちうさリーダー力さん、こちらスーパーうさぎ帝国のみなさん、こちうさファミリーのみなさん。
舞台も大道芸も貴重な経験を沢山させてくださるパーツさん、エコール・ド・トーキョーのみなさん!
そしていつでも帰ってきてねと優しく送り出してくれた動物園のみなさん。
この決断を受け入れてくれた家族。
そしてそして、今このnoteを読んでくださっている貴方。応援してくださるお客様。
私の味方でいてくれる全ての人へ
この場を借りてお礼させてください。
本当に本当にありがとうございます。
お陰様で自分のやりたいことに素直に、
行きたいところに安心して飛び込むことが出来ます。
これからもよろしくお願い致します。
精一杯頑張ります。
「今」の活動
まずは、
舞台に立ちたい!
演技を学びたい!
ということで、今は色んな演劇系のワークショップを受けたり、舞台のオーディションを受けたりしています。
そしてありがたいことに早速舞台に出演させていただきます。
(急な宣伝すみません💦)
倉山創作活動隊/舞台 スタートアップ
に出演します。
ワークショップでつくる新作、とのこと。まだ稽古も始まっていませんがドキドキです。
こんなご時世ですが興味ある方はぜひお越しください。
詳細↓
https://kurayamasousakukat.wixsite.com/startup?s=09
ご予約↓
https://ticket.corich.jp/apply/111692/012
どなたもおまちしています。
今できることを精一杯やってきます。
これから
これから、さあ、どうしよう。
演劇もやりたいし紙芝居だってやりたいし、裏方だって好きだし。
とにかく目の前のやりたい!ことをやりたい順にひとつずつやっていこうと思っています。
その中で1番はじめにやりたいのが舞台役者。今はひとまず舞台に出る活動をします。
ひとまずと言うとすぐ辞めるっぽい言い方ですが私のひとまずは1-2年なのでそのくらいは続けます。そのくらいやらないと分かることも分からないと思うので。
それでどこに着地するかは私にもまだわかっていません。
でも確かなことは
私は、生のエンタメが好き!
ということ。そして
なくなって欲しくない!
ということ。
いま、大変な業界なのは分かっています。でも、わたしはやっぱり生のパフォーマンスや、演劇が好き!と、このコロナ禍で痛いほどわかりました。
もっとたくさんの人に、生の演劇やパフォーマンスが素敵だってことを知って欲しい。それを伝えられる人になりたい。と思います。これからどうなるかわからないけど。
そして、今まで私の人生を支えてくれた、たくさん前向きなパワーをくれた演劇やパフォーマンス。生のエンタメに何度も救われて助けられて今の私がいます。
今度は私が誰かを元気にする番です。という心持ちです。
これまでの恩返しのつもりで、もらったバトンを繋いでいきたいです。
色々書きましたが、いまは!
兎にも角にも、好きなこと、やりたいです。本当にやりたいこと、見つけたいです。
今までの人生、飼育員になることだけを目標に生きてきた私。動物以外のことやりたいことを全部置きざりにしてきました。
だから今は、動物園にいた時、目指してた時は出来なかったやりたかったこと、全部チャレンジしてみたいんです。
それを見て誰かがもし一緒に楽しんでくれたら、きっと、もっと幸せなんじゃないかなと思ってます。
その、もっと幸せ、まで行けるように頑張ります。
私の新しい旅、応援して貰えたら嬉しいです。
そしてエンタメの世界の皆様、先輩方、改めて、
長谷川あひるを、どうぞよろしくお願い致します。
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