見出し画像

40 代になって本気でダイエットをしてみた

この記事は paiza Advent Calendar 2020 4 日目の記事です。

3 日目は「2020年版 透過ウィンドウでアニメを見ながら mac で開発する
5 日目は「クリスマスツリー出す」という非常に謎な記事です。。なんだこれ。

大前提

専門家ではないので、色々と間違っているところもあろうかと思うが、あくまでも個人の体験談としてなぐり書きしたものであると承知の上で読んでいただきたい。

画像7

きっかけ

まずはこれを見てほしい。

画像1

画像9

なかなか恥ずかしい。写真に残すという発想がなかったため、中途半端な時期からの比較なのは申し訳ない。ましてやボカシも強めだし。

3〜6 月まで止めてしまってはいるが、2020 年の現時点において 7.5kg の体重減を達成してみた。

世界がコロナ一色となり、仕事も在宅に切り替わる中、6 月のリバウンドを経験し、このままではとんでもない体型になってしまうのではないかという危機感がダイエットを行うきっかけとなったのである。

減量とダイエット

この記事においては「減量」と「ダイエット」を明確に使い分けたい。

「減量」とは 1 ヶ月後などの短期目標で行う、健康度外視の体重を落とす行為とする。

「ダイエット」とは期間をあまり意識せず、長い目で目標体重に向けて健康的に体重を落とし、その目標体重を維持し続ける行為とする。

我々が行いたいのは「減量」ではない「ダイエット」だ。我々はボクサーではない。「減量」は限界まで摂取カロリーを減らし、最後の最後に体から水分までも抜き取るような作業だ。体重をただ落とすためのテクニックだ。ボクサーは、計量が終われば試合までの間に体重を戻すだろう。我々は違う。そのままの体重・体型を維持したいのだ。

画像2

というわけで、この記事では「ダイエット」という言葉を意図的に使う。

超個人的ダイエット 4 大要素

1. 食事

2. 測定

3. 筋トレ

4. 期間

食事

画像3

基礎代謝分のカロリーのみを摂取せよ。それを下回るな。上回るな。下回れば筋肉を削られ、上回れば今までと同じただの増量だ。食べたいものを食べたいだけ食べて、それでも体型が維持できるボーナスタイムはとっくに終わっているということにまず気づかねばならない。それは 10 代までだ。

バランス良く食え。カロリーばかりに気を取られるな。カロリーのみを意識するならば、生きる上で必要なカロリー全てをケーキから摂取しても良いではないか?よくはわからないが、それはなんとなくダメそうな気がするじゃないか。

GI 値なんてあてにするな。GI 値が低ければ何食っても良いなんてわけないだろう。楽をして痩せたい人間の言い訳だ。どちらを食べるか迷ったときの判断基準くらいに思っておけば良い。

3 食食え。カロリーが一番消費されるのはどこだ。筋肉か?違う、内蔵だ。内臓が元気に動くことこそが最も多くのカロリー消費につながるのだ。内蔵を動かせ。休ませるな。内臓の運動機会を奪うな。食え。

米を食ったって太りはしない。むしろ炭水化物は人間にとって必要な栄養素だ。抜いて良いわけがない。食べ過ぎるから太るのだ。よく見ろ。その茶碗によそられた米を。すべて食うつもりか?もう育ち盛りの高校生ではないのだ。おい、そこ、菓子パンをかばんに忍ばせるな。

PFC に意識を向けろ。栄養素のバランスを考えろ。外食してしまったら栄養素などわからないじゃないか?だったらしなければ良いだろう?幸か不幸か今は外出の難しい時期だ。自炊しろ。中に何の食材が入っているのか自身で把握しろ。

測定

画像4

日々の細かな値の増減に一喜一憂するな。コップ一杯の水を飲んだだけであらゆる数値ががらりと変わる。便秘もあろう、むくみもあろう。我らは 40  代ぞ。体重の点を表上に並べ、トレンドがほんの少しでも下に向いていればそれで良いのだ。それがダイエットにおける成功なのだ。

付き合いがあるなら断らず行け。楽しいぞ。怖がるな。一日で大量の脂肪が付いたりなぞしない。その腹は長年かけて育てた暴飲暴食の結晶だ。一日程度の暴食でつけられるような代物じゃない。脂肪をナメるな。脂肪 1kg は 9000kcal なのだそうだ。一度にそれほど余分に食えるかね。チートデイ?良いじゃないか。この生活は一生続くのだから。

翌日怖くとも体重は測れ。かなり増えたろう?がっかりか?もちろん体脂肪も少しは増えたろうが、増えた体重の大部分は水分だ。数日あればすぐ抜ける。気にするな。ダイエット道に対して、少し寄り道をしただけだ。すぐ本線に戻れる。ただ、食べるメニューを少しは気にしろ。隣の緩んだ腹の同僚と同じものを同じだけ食うな。それが生死を分かつのだ。

わかっていると思うが、大事なのは体重ではない、体脂肪だ。極論を言えば体重なぞ 1 トンあったってかまわない。大事なのは見た目だろう?見た目が締まっていれば良いのだ。気にすべきは体脂肪だ。筋肉のほうが体脂肪より重い。同じ体重ならば筋肉の多いほうが締まって見える。そういうことだ。

筋トレ

画像5

運動に過度な期待をするな。カロリーを削りながら有酸素運動ばかりを頑張るな。筋肉を持っていかれるぞ。その後に待つのは基礎代謝の落ちた痩せにくい体だ。

週 2 回程度の自己満足な筋トレでマッチョになれると思うな。世のマッチョは人間性を捨てた後、血の滲むような努力の上にようやくその筋肉を手にしている。じゃあやらなくて良いのか?いや、やれ。我々はダイエットをしているのだ。なるべく現状維持できるようあがくのだ。筋肉量を落とすな。基礎代謝を落とすな。

鏡をよく見ろ。写真を撮れ。目を背けるんじゃない。それが今のあなただ。6 ヶ月後に驚くはずだ。

シックスパックになりたい?大事なのは本当に腹筋か?服の上から腹が割れているかどうかなぞ誰もわからん。凹んで入れば良いのだ。出っ張ってなければ良いのだ。無理に割る必要などない。年中見えているのはどこだ?頬や胸や腕だろう?

腹の肉は最後に落ちる。これは仕方がない。人間の体の中で唯一(かどうかは知らんが)内臓脂肪と皮下脂肪の両方が貯まる箇所だ。簡単に落ちるわけがないではないか。体のバランス的にも腹に脂肪を貯めるのが重心が安定して良さそうじゃないか。足の甲が一番脂肪の付きやすい箇所だったらなんかヤバいだろ。だからすぐ増えるし、なかなか減らんのだ。そういうものだ。

腹筋を頑張ったって腹は割れない。脂肪を落として初めてそれがわかるのだ。アーノルド・シュワルツェネッガーは「腹筋はキッチンで作られる」とおっしゃった。そういうことだ。

期間

画像6

2 ヶ月で痩せられると思うな。なんだその甘い夢は。お花畑か。2 ヶ月で落とした体重なぞ水分が抜けたにすぎない。誤差の範囲だ。ダイエットとは、体型維持とは、一時的なものではない。一生続くのだ。

ダイエットは長い。究極的には死ぬまで続く。ダイエットの終わりとはすなわちそれを諦めた時と言える。それは、もう体型維持をしなくても良いだろうと思ったそのときだ。だからこそ、無茶をしてはいけない。辛くてはいけない。ラーメンを食べたければ食べれば良い。べつに一杯食べたからってすぐにもとの体に戻りはしない。ただ、あまり食べたいと思わなくなるけどね。

最後に

結局のところ、摂取したカロリーと釣り合うところで体重は止まる。それがつまり維持期間だ。その食事量を維持すれば、その体型のまま日々を過ごせる。

画像8

2 ヶ月で腹筋を割るとかいつまでも甘い夢を見てはダメなのだ。そういうものなのだ、体は。繰り返しになるが、その腹の肉はこれまで長い年月をかけて蓄積したものだ。短期的な無茶な減量で落ちるわけがない。重要な部位まで削って体重を落とすことになんの意味があるのか。ダイエットとは己を律する行為の名だ。

まず半年だ。明らかに体は変わる。半年はかかる。そんなものだ。スーパーから 3kg の米を買って家まで帰るのはしんどかろう。肥満とはつまり常時それをしてしまっているのだ。なんの修行だ、それは。

40 歳を過ぎたってダイエットは可能だ。お互いがんばろうじゃないか、同士よ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?