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リアクションで相手との相性や力量がわかるような気がする

人と音楽をする時、当然自分の良いと思う間だったり音量のバランスだったりリズムの刻みだったりで演奏するのだけど、それが必ずしも他の人にとっての「良いもの」ではないことがあります。それはこちらにとっても同じで、ちょっと物足りないなぁと思い、「もうちょっとこうしてくれるかな?」と言ったときに「よし、やってみよう!」という人もいれば、「うーん」と首をひねって考え込んでしまう人もいます。

これまでにやってきたことと違う提案をされて戸惑う気持ちもわからなくはありません。でも、たった数分の曲の中で、試しにこうしてみようという変化に対応できないのはとても損だと思うのです。
こちらだって何が正しいかわからない。やってみて、実際聴いてみて、違ったねということもたくさんありますが、これいいじゃん!となったら儲けものだし、その一部分が変わるだけで曲全体の捉え方がガラッと変わったりすることもあります。

だから僕は練習の中で「ここはこうしてみたい!」とどんどん提案します。そのことで相手の人に楽しい!と思ってもらえたら相性は悪くないのかな。年齢とか聴いてきた音楽によっても良いの基準は違ってくるのでいちがいには言えないけれど、その違いをどうまとめていくか、という作業はお互いにヘタなプライドを捨ててしまえば、とても面白い作業になると思うのです。
最近はそんな音楽がすこしずつできつつあるので、楽しさも増えているような気がします。

残念ながら音を出すことへの価値観が違いすぎて離れる経験も多くしてきたので、臆病になっている面もありますが、できることならお互いに共感できる音を奏でるメンバーと一緒に楽しくやれればと思っています。

では、また明日!

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