急きょ譜めくりをお願いした話
以前声楽の演奏会でピアノを弾いたとき、お願いしていた譜めくりの方が来られなくなったため、急きょ誰かいないか募ったところ、手をあげてくれたのは僕の友人の竹ちゃん(本当は違う名前です)。
わざわざ1時間半もかかる道のりを、僕の譜めくりのためだけに来てくれて感激!ギターの弾き語りもしてるし、安心して任せられるだろう!ということで、リハーサル再開。しかし、一気に表情が曇る竹ちゃん。もしかして・・。
『き、今日は、日本語の歌じゃないんすか?』
(*゚・゚)ンッ
エッ(゚д゚)
!!(゜ロ゜ノ)ノ
ドイツ語の曲ばかり集めた演奏会だったー!!
歌詞を追っていけば大体の場所がわかると思って来てくれた竹ちゃん。これはやばい!でも・・
「竹ちゃん、楽譜は追えるよね?」
『僕、楽譜読めません』
クラシックでは楽譜どおりに演奏することが求められますが、ポップスなどではコードで音を追うため、おたまじゃくしの五線譜を読めない人が多くいて、竹ちゃんもその一人でした。
『こんな3段ある楽譜(歌と伴奏)、どこを追っていいかわかりません!ピアノ?メリーさんの羊くらいならなんとか・・』
メリーさんの羊にはさすがに一堂大爆笑!
もう開演時間も迫ってるし、他の人に頼んでいる余裕はない。
「よし、竹ちゃん、僕が合図を出したら立ち上がって楽譜の端っこを掴み、もう一度合図をしたらページをめくるんだ!」
『わかりました!』
ということで、なんとかなったんだけどね。
彼、めちゃめちゃ身体鍛えててゴツくてね。
合図を見逃さないために僕の弾いている横でぴったりスタンバってくれてね。
集中力半端なし。
恥ずかしいやらなんやらで笑
そんなことを5年くらい前にやっていたらしい。懐かしいな。
でも出演した女性達からの評判はすこぶる高くて。そりゃそうだよな。かっこいいもんな。
今日は急に思い出した過去のエピソードを書いてみました笑
では、また明日!
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