見出し画像

椰子の実

この曲を知ったのは中学生の音楽の授業で。
当時はメロディが渋いなと思っていたのと、遠き島から流れ寄る・・南の国!カメハメハ大王!ということで、南国臭のするオリエンタルなイメージだったのですが、、
あらためて歌詞を読んでみると、こんな感じです。

↓↓↓歌詞一覧と訳はこちらのサイトから拝借いたしました↓↓↓

【歌詞『椰子の実』】
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ

故郷の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)

旧(もと)の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる

われもまた 渚(なぎさ)を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい)

海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷の涙

思いやる 八重の汐々(しおじお)
いずれの日にか 国に帰らん

【歌詞の意味(現代語訳)】
名前も知らない遠い島から
流れてきた椰子の実が一つ

故郷の岸をはなれて
おまえはいったい何ヶ月の間
波に流されてきたのか

椰子の実が成っていた元の木は
今も生いしげっているのだろうか

枝は今もなお
影をつくっているのだろうか

わたしもまた 波の音を枕に
一人寂しく旅している

椰子の実を胸に当てれば
さまよい歩く旅の憂いが身に染みる

海に沈む夕日を見れば
故郷を思い あふれ落ちる涙

遠い旅路に思いを馳せる
いつの日か故郷に帰ろう

遠い土地から流れ着いた椰子の実に流浪の旅を続ける自分を重ね合わせながら、元いた故郷に思いふける、そんな歌だったんだなぁ。
カメハメハ大王は一ミリも出てこないや笑

今月21日に声楽の伴奏でこの曲を演奏するので、この歌のイメージが出せるよう、情感たっぷりに演奏できたらと思います。頑張ります!

では、また明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?