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パートナー

プロのミュージシャンって、演奏はもちろん、魅せ方も上手。お客さんを退屈させないようにあの手この手で心を揺さぶり、MCでさえお客さんから笑いを取って楽しませる。最初から最後までエンターテイナーなんですよね。特に楽器を弾く方は、音色を変えたり楽器を持ち変えたりするためにどうしても時間が空くので、その間を埋めるために色々工夫されています。

昨日まで、浅岡雄也さんと馬場一嘉さんのユニット「ユヤックストバビックス」のライブ動画のアーカイブを見ていました。演奏だけでなく、次の曲の準備をする時やMCの時にも常に相手の動きを見ていて、それに合わせてうまく場を繋げているのがすごいなーと思いました。

1人が楽器を変えたり持ち直したり、楽譜を準備したりする間にもう1人が何気なくMCで繋ぐ。あるトピックについてそれぞれの考えを述べたり、曲についての想いを話したり、時には準備しながら二人で会話が始まり、本番中に本気でバトッてるのか?と思うような激論を交わしたり。

笑ったり驚いたり感心したり、振れ幅広く色んな話が出てくるのですが、どれだけ脱線してもしっかり本線に会話を戻し、スムーズに演奏に入れるのは、踏んでこられたステージの数と、やっぱり2人のコンビネーションなんだろうなぁと思うのです。

そんなお2人の様子を見ていて、これだけ信頼して任せられる相手同士演奏できるって、うらやましいなと思ってしまいました。プロだからというだけでなく、きっと相性もあるのでしょう。何が起きても絶対にフォローし合える、でも決して守りではなくて相乗効果でお互いの良いところを引き出し合う。理想の関係だなぁ。

僕もアマチュアながら、一緒に演奏する人の中には全面的に信頼して本番にのぞめる人もそれなりにいますが、それぞれ仕事をしながらで、最近なかなか合わせられないので(今は仕事以外の理由が大きいけれど)、ちょっと寂しいです。
いつかまた演奏会などを開けるようになった時にしっかり演奏できるよう、一人ででも準備をしていきたいと思います。

では、また明日!

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