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次のステージは緊張と成長の種

先日、お世話になっている保育園の最後の活動が終わりました。
毎回楽しみにしている彼らの卒園式参加はコロナでかないませんでしたが、特別に卒園式の歌を歌ってくれました。

彼らは4月から1年生。1年を通して活動をさせていただいた光景や、年長さんへのプチインタビューで、素敵な学びをもらいましたのでメモ。

ちょっと怖いは挑戦した方がいい

昨今、「自由」の名の下に子どもがやりたくないときは無理にやらなくてもいいといった風潮があります。もちろん、トラウマになるような事は無理にやらなくてもいいですが、やっぱり"ちょっと怖い"は挑戦した方がいい!と僕は思っています。

大人も子どももまだ見ぬ知らない世界はちょっと怖いもの。でも、その怖いの内訳は千差万別。怖いをこの言葉尻でとらえてしまわないで、怖いの中に何が込められているのかを紐解いてあげることが大切です。

例えば、怖いの中に込められている意味にはこんな事が含まれていることがありました。

・何が起きるのかわからないから怖い
・自信がないから / 不安だから怖い
・そのシチュエーションに対して、とあるほんのひとつの事が怖い
・失敗するのが怖い
・親から何かしらの理由で怒られるのが怖い
・・・など

次のステージ

今月末に、彼らは保育園を旅立ちます。彼らにとって園児から小学生になることは、大人でいうと転職だったり、何のつながりもない土地に家を建てて新しい暮らしがはじまるのと同じくらいの緊張感や不安があります。

過去には小学生になるのが嫌で連日泣いてしまう子どももいたほどです。それは当たり前の事ですよね。でも、そこで単純に「大丈夫だよ」といった声かけでは片付けられないのが難しいところです…。

子どもひとりひとりが抱えているその不安の根っこになっているものを探し、そこを一緒に取り除いていく作業をしていかなくてはなりません。不安を取り除く作業は絡まった毛糸玉をほぐすように答えを見つけるのは何回ですが、そこを頑張って丁寧に解いていくことで、子どもが自分自身で答えを見つけられる瞬間があります。そこから不安はほどよい緊張感に変化します

不安はネガティブな要素になり得ますが、それが緊張感に変化してくれればドロドロの原油が精製されてエンジンをまわす燃料に変わるように、前に進むためのエネルギーになります。この変化の瞬間の子ども達の目はなんともいえない自信に満ちた目に変わります。

ちょっと怖いが緊張感に変わるために大人ができることはなんなのか?
これを新年度は少し掘り下げながらまた子ども達と自然の中で活動をしようと思います。

子ども達、今年度もお世話になりました!
たくさんの学びをくれてありがとう!
僕は君たちが君たちらしく、新しいステージで君たちが持っているすばらしい力を発揮できることをこころから願っているよ。


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