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團十郎襲名記者会見の不思議

 海老蔵の十三代目團十郎襲名についての記者会見が行われた。
 いくつか驚いたことを書き留めておく。

 海老蔵が、十四代目を名乗るにあたって、市川團十郎白猿という名前にこだわっているとわかったこと。

 白猿は、團十郎の雅号であり、歌舞伎の名跡と俳名を同時に名乗ることになるのではないか。菊五郎家でいえば、尾上菊五郎梅幸と名乗るのと同じ理屈になる。

 また、今回の記者発表では、「團十郎白猿」と「新之助」が勤める狂言だけが発表されたこと。
 つまり、『勧進帳』や『助六由縁江戸桜』での他の配役が分からない。五月の『勧進帳』では弁慶を勤めるが、富樫や義経をだれが演じるかが伏せられている。
 『助六由縁江戸桜』も同様で、新・團十郎の助六は発表されたが、揚巻や意休さえも誰なのかが分からない。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。