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【劇評家の仕事6】視力を失う恐怖感は、いつも頭を去らない。

 批評家にとって、何が一番大切なのか。

 月並みですが、劇場に行って、資料を読み、劇評を書くためには、健康が必要です。体力、気力を支えるのは、なによりもまず、健康だろうと思います。

 健康と一口にいいますが、私にとって、もっとも気になるのは眼です。
 なぜ、こんな話をはじめたかというと、ごく最近、白内障の手術を受けたからです。二年ほど前から、白内障と診断され、半年に一度の検診を受けてきました。特に進行することなく、手術は先かなと思っていたのですが、右目のにじみが感じられるようになって、かかりつけの眼科医に相談したところ、強度近視もあるので、手術を勧められました。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。