魂が凍る舞台を観た。イキウメの『人魂を届けに』(前川知大作・演出)は、政治、宗教、法、死刑、共同体、無差別殺人、家族の崩壊など、多岐に渡る現在形の問題を突きつけてくる。自らの魂を売り渡してはいないか。魂を削られるような生活を送っていないか。魂をまるごと落としてはいないか。凄い。
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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。