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【祝 文化功労者】半分本気、半分冗談。矢野誠一人柄の魅力。

 いつもならば、一覧を流し読むだけで終わる。とはいえ、この秋の叙勲で、文化功労者のなかに、矢野誠一さんの名前を見つけたときの喜びは、筆舌に尽くしがたい。

 なにより、すばらしいのは、矢野さんが会社などの組織に属さず、筆一本で生きてきたもの書きだからである。
 現在は、演劇・演藝評論家の名乗られているが、ジャンルの境界には、特に意味はない。舞台に立つ人々の藝、そして、その生き方に、深い思いを込めた著作を次々と発表してこられた。

 この長年のご努力に対して、こうした賞が与えられたのは、なにより嬉しい。これからも、健筆をふるってくださるように、願っている。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。