やりたいことは、お願いする。ウィーン大学への道。

 ついにその日が来た。
 ウィーン大学と交渉してきましたが、教授陣との話し合いから、実務的な段階へと移りました。

 前回にも書きましたが、私としては、のんびりとしたサバティカルのつもりでした。ところが、日本学のWolfram Manzenreiter先生が、演劇研究所のStefan Hulfeld先生にアプライするように、強く勧めてくだったことから、新たな展開が生まれました。集中講義として、単位になる講義を受け持つことになったのです。

 「押し売り」から「同じ大学の同僚からの紹介」へと移行したのは、Wolfram Manzenreiter先生の好意のおかげでした。
Wolfram Manzenreiter先生は、日本学科が2020年に招聘する海外の教員の詳細までお教え下さった。

 このメールを受けて、私は、演劇研究所のStefan Hulfeld先生に、以下のようなメールを書きました。

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3,178字

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。