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「買う」ことは本来もっと快感を伴う体験なのでは?[6/15-6/21の日記]

物を買うのは、痛みを伴うことが多い。

財布から札が出ていく。できれば払いたくない。だから比較検討や接客は、その痛みを紛らわせることが多い。

だが物を売る方法は本当にそれしかないのか?「買う」ことを快感にする商品作り・購買体験はもっと実現できないのか。しぶしぶ買うものと、喜んで買うものの違いはなにか?

そんなことを考え続けた1週間。

日々の断片を残す週報も、今週で7本目です。

👨‍💼6/15(月):フリーランスデビュー

ありがたいことに、Googleマイビジネス関連サービスのウェブマーケティングの仕事をいただく。なんとなんと。

ミーティングした上で、現在どこまでコミットできるかわからず、いったん成果物を確約できる領域を、業務委託として受けることに。

Googleアカウントの発信をしていたのと、退職のツイートを見てくれたとのこと。発信はしておくものだ。これからも「お願いする側」から「声をかけてもらう側」に回りたい。

📻6/16(火):リモート書店員デビュー

cotreeのひらやまさんのラジオで「本を推す」番組を持つことになった。

ラジオで話した内容+補足について。

あらためて、本は4P視点だと、すでに十分すぎるぐらいの価値があるサービスなのだなあと。

とすれば、価値そのものよりも「購入体験」を紐解いていく方が、伸び代があるのでは?

以前から「読書前感想文」という企画をやっているが、本を買った動機として「オンラインで書籍や著者のことを知った→オフラインで友人や信頼する人から勧められた」ことが多い。

オフライン・1to1で「この本おすすめだよ!」という熱量のあるレビューやレコメンドが作れれば、もっと売れるのではないか。本を知り尽くした1人のスーパー書店員よりも「読んだ本を熱量持って推せる」人がたくさん生まれてきて欲しい。

🛍6/17(水):新しい書店のあり方をブレスト

別のコミュニティでも「新しい書店のアイデア」についてオンラインブレスト。前日ラジオで話していたことで、より現実的で具体的なアイデアが生まれる。

いままで「How」ベースでアイデア出ししてきたので「Why」で集まった人と話すと、自分の中での「事例」として知っていたものが、より解像度高く再現されていく。それが快感でもある。6月中・7月中に何かしら具体的に動かしたい。

📖6/18(木):紙広告の終わりの始まり

電話帳のタウンページが廃刊するというニュースが出た。

これはおそらく紙広告の終わりの始まりだ。タウンページは、いままでしぶとく生き残ってきた。防災を切り口にしたり、ウェブ版を出したりといろんな手を尽くしていたのは、近い業界なので、よく知っている。

「どうすれば良かったのか?」は、かなり難しい。「市場の認知が強すぎる」のだ。固まったイメージを崩すのは、事業ピボットの難易度を大きく上げる。「電話帳やめます」という宣言が必要だったかもしれないが、それが対外的にも社内的にも、とんでもなく難しいのは僕自身が一番わかっている。

🚶6/19(金):下北沢の発酵デパートメントへ

夕方から、下北沢の発酵デパートメントへ。小倉ヒラクさんと渡邉康太郎さんのトークイベント『発酵文化チャンネル』。

・捗るものと儚いものは両立させていきたい。儚いものを極めるために捗るものを導入する。例えばMinimalがそう。

・いつでも再現できるものは愛着をもちにくい。ユーザーの弱い文脈を先回りしすぎるととたんにつまらなくなる。副産物を計算するとつまらなくなる。オフラインのためにコミュニティを作ると辛くなる。たとえば「出社の良さは、リアルのコミュニケーションや雑談という副産物だった」という気付きがあったはずだが「交流が重要だからみんな出社しよう」と出社を義務付けると、その副産物が重荷になる

・弱い文脈を弱いままで。副旋律を主旋律にしない。成功例はくるり。

📗6/20(土):開催!青山ブックカーニバル

青山ブックセンターにまつわるお店やブランドのオンラインバザールのようなイベント。立ち上げ時から関わり、告知noteなんかも一部担当した。当日はイベントレポーターとしても参加。

FireShot Capture 297 - AOYAMA BOOK CARNIVALへようこそ!! - SUNDAY FUNDAY - events.sundayfunday.jp

客として感じたのは「売り込まれる」という防衛反応が働きにくいこと。リモートという心理的安全が大きい。興味がなければ席を立てばいいし、無言でフッといなくなっても嫌な印象は持ちにくい。

反面「常に表情を集中していないといけない」という圧迫感も感じた。リモートだと、リアルより視覚情報が限られているので、よそ見をしたりできないのは、長丁場になるとしんどいかもしれない。

終わって面白くと感じたのは、接客において「売る・売られる」という攻防ではなく「伝えたい・知りたい」というコミュニケーションが成立していたこと。

🐣6/21(日):コロナ前・中・後

4月から6月までの約3ヶ月分のTwitterのブックマークをNotionに移す。時系列にしてみると、自分の関心の移り変わりに気が付く。

4月は「誰かのために役に立とう」という意識が強く働いている。情報が錯綜した5月は、情報感度を広くして情報の種類を多くしている。6月は日常に戻りつつあるが「変わるものと変わらないもの」を見極めようとして、逆に感度を狭くして「誰が言うか」を重視してキャッチアップしている。

(すごい久しぶりに外でスイーツを食べた。
サンマルクのマンゴーパフェ。美味い)
画像は公式サイトより

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