社会不適合者に合った唯一の働き方って本当の意味で「自由業」しかないんだろうな、という話

ここでいう自由業とは、例えばフリーランスのプログラマーの場合、誰からも頼まれることもなく自分で勝手にwebアプリとかを作りたいときに作ってインターネット上に放流して、そのアプリに広告をつけて不労所得を稼ぐような働き方を言うのであって、決してクラウドソーシングサイトで企業の案件を受注して働くようなクライアントワークのことを言うのではありません。

だってそれって結局企業に就職してないということ以外普通に会社員として働いているのと一緒じゃないですか。しかも企業に就職する以上のプログラミングスキルに加えて営業スキルまで身に付けていないと案件を受注する段階でつまずくじゃないですか。そんなプログラミングスキルと営業スキルがあったら普通に会社でプログラマーや営業としてやっていけてますよ!


閑話休題。

仕事というのは、「誰かのためになることをやってお金を稼ぐ行為」であるのですが、僕はこの「誰かのためになることをやる」ということに凄まじく窮屈さを感じてしまっていて、本当に自分のやりたい働き方を追求すると「自分が楽しいと思えることをやる」という自己満足の極みのような働き方になってしまうんですね...

そしてその「自分が楽しいと思える働き方」に「他人が考えた要望」はほとんど入れて欲しくないという、まさに仕事という言葉から一番遠くかけ離れた人間の構図。

僕と同じような考え方を持っている人は、「社会不適合者 適職」などで調べて何度もその適職一覧に「フリーランス」とか「起業」とかが載っているのを見たと思います。

はい。間違ってはないんです。間違っては。でもそこに「誰かの要望を聞くというクライアントワークの要素」を足すだけで、一気に適職からは外れてしまうんですよ。

フリーランスの一例として良く挙げられる職業を例に、クライアントワークの要素を入れた場合と入れない場合の働き方の違いを挙げます。

上の×がクライアントワークを入れた場合の働き方で、下の○がクライアントワークを入れない場合の働き方です。特に「自分の働きたいときにだけ働けるか」、という要素が非常に重要になります。

Webライター(ブログやアフィリエイトも含みます)

×...クラウドソーシングサイトで案件を受注し、記事を書く(少なくとも自分には続けられそうには全くありませんでした。全く興味のないジャンルの聞いたこともないような商品の感想を書くなんて、興味が無いから書くだけでも辛いですし、そもそも調べるのに時間かかるし、書いても「他のサイトと内容が似通っているので認可できません」とか言われるし...ちなみにこれと同じ理由で、興味のある商品がないのにアフィリエイトをするというのも相当辛いと思います)

○...ブログやnoteで自分の興味のあることや書きたいことを発信しまくり、広告を貼ったりして稼ぐ(正直同じ分だけ努力して稼げる金額はクラウドソーシングやアフィリエイトよりもずっと低いと思いますが、稼げるレベルに達するまで続けないと意味が無いわけですし、自分が書きたいと思えることだけを書き続けていられるならこっちの方がずっと続けやすく楽だと思います)

プログラマー(先程も書きましたがもう一度)

×...クラウドソーシングサイトで案件を受注する(以前も書いた通り企業での大型の受注案件とかは共同開発がメインになっているので一人で働く、といったのは難しいでしょうし(下手したら客先常駐もあるかも)、それに加えて企業からの受託案件だと、仕様変更の嵐だったりで自由に休めるという働き方からはほど遠い働き方をすることになるかも...)                  

○...インターネット上にwebサービスやサイトをアップロードして広告収入で稼いだり、スマホアプリを自分で作って課金収入や広告収入で稼ぐ(所謂自社開発的な働き方。勿論実用性があったり話題性がないと稼ぐのは難しいとは思いますが、自分のやりたいときにだけプログラミングに触れられる、という点では上の働き方とは比べものにならないほど気が楽だと思います)

作家(自分は小説家・脚本家志望なので、それらを例に取ってみます)

×...読者や企業の希望に添いつつ、物語を書く(例えば雑誌連載の漫画家だと、読者の人気に応えるために編集から「こういう展開にしてください」とかの要望などもあって、完全に自由に書く、とは行かないと思います。また最近書く人が多い小説家になろうの異世界転生物なども、読者を喜ばせるような作品(読者に媚びる、と書くと言い方は悪いですが...)を書かなければ人気は出ず稼ぎに繋がらないので、完全に好きなように作品を書くことはできないと思います。

その他テレビの脚本家も、例えば僕がよく見ている仮面ライダーシリーズなんかだと、「このベルトや変身アイテムを売りたいので物語に組み込んでください」みたいなスポンサーの要望や販促に答えなければならないため、それで物語の自由度が下がってしまいます。その辺りの部分を考慮に入れると、自分の思うように書く、といったことは難しいと思います)      

○...自分の好きなように好きな物語を書く(読者の意見に媚びることもなく、外部からの要望を取り入れることもなく、ただひたすらに自分の書きたい作品を書く。小説サイトを覗いてみたりするとどんなニッチなジャンルの小説にも一つくらいは俗に言ういいねマークがついてたりするものですから、必ずありのままの自分の思いを書き綴った文章を好きになってくれる人がどこかにいるはずです)

...とまぁ、色々と書き綴ってはみたものの、全てに共通する点としては「社会不適合者に一番合った働き方は自分の好きな時に自分の好きな商品を作って広告を貼ったりして不労所得で稼ぐ」という社会人と言う生き方とは対極に位置する働き方だということ。

まぁそもそも社会人として社会に適合できないから社会不適合者と言われているのであるわけなのですが、今度適職一覧などを見る際には、「自分で好きな時に働いて不労所得で稼げる職業だろうか?」という面で見てみるのもいいかもしれません。勿論途方もない時間が必要になるかもしれませんが、僕も、

・自作のHPやブログ、noteを持ってそこに文章を書いて不労所得を得る生き方

・自作のWebサービスやWebサイト、スマホアプリを作って広告や課金で不労所得を得る生き方

・自作の小説を書いて不労所得を得る生き方

を模索したいと思っているので、この記事を読んで「私も不労所得を得たい!」と思った人たちは、僕と一緒に頑張っていきましょう!

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