みちかとまり1
田島列島先生の作品が好きです。
「子供はわかってあげない」
「水は海に向かって流れる」
機微の描写が豊かで、小さな笑いがちりばめられつつ進む、人間の物語に惹かれます。
昨年5月に新作が出ていたことを知り、嬉々として読みました。
「みちかとまり1」
過去2作は主人公たちにすっと没入して読んだのと比較し、
本作は設定等がわりと浮世離れしているのもあってか
没入はせず、一歩引いた目線で読み進めました。
感想としては
子どもながらに功利主義的な考えへの違和感を表出したり、
罪の意識を抱えて生き続けることの苦しさを実感したり
主人公の内面の成長が描かれていることを感じました。
民俗学的な世界観もあり。
最初のコマの意味は・・?
今後が楽しみです。
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