見出し画像

感情をコントロールするには自分の本当の感情を理解する必要があります

皆さんは感情のコントロールできていますか?おそらくほとんどの人は程度の差はあれ、感情のコントロールが出来なくて自分が嫌になることがあると思います。ここではなぜ感情がコントロールできない理由とその対策について書こうと思います。

感情をコントロールできなくなる時はどんな時?

皆さん、感情をコントロールできなくなる時はどんな時ですか?おそらく、ストレスが溜まっている時、体調が悪い時など、いわゆる自分に余裕がなくなっている場合ではないでしょうか?程度の差はあれ、体調も良く、ストレスがない場合、多少の事があっても、ポジティブにとらえたりして流すことができますよね。では、なぜストレスや体調によってコントロールできなくなるのでしょうか?

子供の頃の感情と大人になってからの感情

人間は生まれてすぐに感情を持ちます。赤ちゃんの場合は泣くことで表現します。幼少期はたとえご飯の後でも先でもおなかがすいたらあれ食べたいこれ食べたいと言いますよね。そしてどんな状況であっても関係なくトイレに行きたがりますよね。これは自分の感情を素直に表現しています。そして成長するにあたって親は子にしつけていきます。この時に親は理論で子供になっとくさせしつけていくことが多いはずです。例えば、ご飯が食べれなくなるからお菓子はご飯の後にしたり、ご飯の前だから食べちゃダメとしつけます。この場合、おなかすいたからお菓子を食べたいと怒るのが子供の感情、ご飯の前だから食べちゃダメと怒るのが大人の感情です。ここに重要なポイントがあります。

子供の感情は本能

子供の欲求は本能からくるものです。人間の種の保存のために3大欲、食欲、性欲(排泄欲)、睡眠欲があります。そして成長ともに獲得欲、知識欲、優越欲、承認欲、怠惰欲、自己実現欲などがでてきます。特に、幼児期の場合、それらの欲求は時間がどうであれ状況がどうであれ実現ができない場合、怒りとして感情表現をします。周りの環境に合わせることがありません。簡単に言えば超マイペースで自己中心的です。しかし、これは種の保存のためなので当然なのです。

大人の感情は理性

一方、大人の感情はどうでしょうか?親のしつけ学校でのしつけなどによって理性で作られたいわゆる常識からの逸脱が怒りの感情の根源になっています。特に、自己肯定感が低い人にとってはこの理性で作られた常識が自分が信じられる、自分の行動を肯定できる唯一の手段になります。

感情が高ぶってしまう原因とは?

では、感情がコントロールできなほど高ぶってしまうのでしょうか?そこには子供の感情、つまり本能からくる感情を普段は理性で抑えているにも関わらず、ストレスによって抑えることができなくなっているため余計にイライラしてしまうのです。例えば、子供がお昼前におなかが空いてお菓子を食べたいと言います。親はお昼前だからダメと言います。しかし、本当は親もおなかが空いています。この場合、お昼を残さず食べるという常識からの逸脱してしまうという理性の怒りの感情と自分だっておなかが空いているという本能からの感情が相乗効果を生み出し自分のキャパシティーを越えてしまった結果です。
本能の感情 × 理性の感情 × 自己肯定感の低さ
これらをいかに理解しコントロールするかがカギになります。

感情をコントロールするためには

ストレスがない場合、本能の感情、自己肯定感の低さは理性で抑えられます。しかし、ストレスがある場合はこれらは自分で意識しなければわかりません。なので意識していない場合、理性の感情だけで何でこんなに頭に来るのかわからない、つまりコントロールできない状態になります。これを回避するには自己肯定感を上げ、本能の感情を普段から意識してコントロールすることが重要になります。特に頭の良い人は本能の感情を無意識に押さえつけてしまっている人が多いので要注意です。実際、自己肯定感を上げることと本能からくる感情をコントロールすることは同じことなのです。日常生活で小さな快楽を見つけてください。トイレだって無意識に我慢してませんか?行きたいときに行けばいいんですよ。そして気持ち良いと感じてください。その心の余裕が自己肯定感を作り上げていきます。

最後に

感情のコントロールは環境が変わらなくても自分の力でできるようになります。感情の高揚は自己肯定感を上げていくためのバロメーターだと思てください。焦らず、日々の生活で小さな快楽を見出して心の余裕を作り出しましょう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?