ボケ日記20
前回19でトリコについて説明したが木更津周りでは富津と金田で過去には結構な人数いたトリコも今じゃ少なくなりオレの漁場では宮崎夫婦とリーさんと広沢くんぐらいのものでその中で問屋のチカラ関係からオレとカズコがメイン大潮だけ広沢くんが来るだけになった。広沢くんはうちの問屋で前まで海に入ってたが親方が清水さんからカズさんに変わった際にカズさん息子と喧嘩になり「もうここでボケ取んなよこのボケ野郎」となっていた。それでも広沢くんからすると先代清水親方からはそこに入っていいと免罪符もらっていて「うるせえこのボケ野郎」とボケ野郎対ボケ野郎がボケで揉めていたわけだ。おれはそんなボケ野郎になりたくないので広沢くんにオレとカズコの日はコソコソせず堂々とボケ野郎でいてくれていいよこっちのボケ野郎には内緒にしとくからと仲良く一緒に入っていた
そしてたまに問屋から大量にボケが欲しいとなるとそこにリーさんやら宮崎夫婦が呼ばれる感じだ。宮崎夫婦には誰が呼んだか「二番煎じの宮崎」という通り名があってもう10年クラスのボケ夫婦である
特に声に出して聞いた事は無いが二番煎じってなんだよ?が会うたびに頭によぎる
そう呼ばれてる事を本人達は知っているのだろうか?二番煎じって何というか意味合いとしてだと影で付けられたあだ名的な要素もあるというか例えば椎名林檎が売れた後に矢井田瞳のような存在だとしてそれを二番煎じってほぼ悪口じゃねえこれ?でまぁとにかくどこらへんが二番煎じなんかなぁと一緒になるたびにその要素を探した
宮崎嫁は髪の毛が長く明るい感じで声にも張りがありまぁ良い人な感じで
カズコが言うには
「嫁の方多分あたしと歳変わらないよ」
とどうでもいいなと思いながら何で?と聞くと
「あの髪型はあたしの若い時にみんな流行ってたやつでそのまま時間止まってんだよ」
お前なんかそれ悪口っぽくね?
「いやあたしにはわかるあの長くしてるの昔流行ったから…ってか同じ高校なんじゃね?なんかあたし見た事ある気がしてきた」と宮崎ボケ嫁を分析しながら否定で入る木村のボケ嫁(大体言葉の頭に「いや」が入る)
この木村のボケ嫁であるカズコは昔から
「あれ?あの子〇〇だ!」とか「さっきのりっちゃんあたしの同級生だよ多分」など言い出しモノ凄い確率でひと間違いをする なんなら近く行って話しかけてしばらくして「ああごめんなさい」てお前そこまで知り合いだと確認する必要もないだろがある。まぁこれにはちゃんとした理由があってその昔オレがボビーブラウンに本気でなろうとした頃ランDMCの LIVEがあるとの情報で芝浦ゴールドというディスコに2人で行った時の話
田舎からリアル出てきた俺たちは東京のディスコに入り2人並んでソファ見たいな円形になってるところで目立たぬよう座っていたここで今日ランDMCがLIVEするっていつ始まるんだろと今思えばその情報はどこからだったのかわからんがずっと待っていたが始まる気配はない。かれこれ1時間ぐらいそこにいたのかその間に何故か俺たちのすぐ隣にいる黒人が何度か写真撮られてる事に気がついた
あれこの人ランDMCなんじゃね疑惑がオレとカズコに生まれる
またしばらくするとプリーズピクチャー?みたいな事言われてパシャリと
おいおいおいこの人ランDMCなんじゃねが大きくなるが俺たちは残念な事にランDMC見にきといてランDMCの顔を知らない
おいカズコ聞いてみろよ?あなたランDMCですか?って?
「聞けるわけないでしょ!」
で結局その黒人はどっか行ってしまいLIVEも始まらないので店の人に聞いたらとっくに終わってたので帰りの車の中やっぱあれはランDMCだったな話しかけれなかった俺たちには苦い経験となりあの日からカズコは少しでも知り合いに似てる人がいると話しかけるようになった(何の話やねん)
そんで何だっけか…ああ二番煎じと呼ばれる理由だったか次に宮崎旦那は夜でも三度笠にサングラスでもう顔半分隠れるなんだろアラビアンみたいな下が首までかかるヒラヒラ黒いマスクで顔を完全に隠してる不審者である二番煎じよりも見た目不審者要素しかないがある日サングラス外した時の何この人めっちゃイケメンじゃん!の顔面を持ってるが二番煎じとはちと違う
もうなんかどうでもいいやで気にせずエンジンを下ろして段取りした後ふと宮崎夫婦のエンジン見ると一つのエンジンからホースが2本出ている。
あああこれだな。
普通一つのエンジンからは1つのホースであるがこの夫婦は2本出してるから本来なら「2本出し」やせめて「二刀流」「ダブルホース」になるあだ名何だろうけど先代親方はきっとバカなのでそれを「二番煎じ」って言い出したって事でいいですか?
でオレは消化した。うんうん。
だって何を当てはめても二番煎じにならんのだからこれはもうそれでヨシ!さぁ次だ次!
(未だに確実な理由は無くそれでいいにしたのは清水親方はリアルでバカだったからはまた別の話)
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