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ボケ21

そしてその日がやってきたのは4月から5月潮が夏となり朝とか昼間とか明るい海時間にオレはついに大漁を体感した。 
サイズで言うと小ボケが10円で中から大が15円で大体一人で取れても1000ちょっとで15000円ほどだった。そして問屋は違うが一緒に内緒で入ってる広沢くんは過去に1日9万円叩き出した記録ホルダーで年齢はまだ25ぐらいのとてもいい奴で最近も連絡取ってるほど仲良しな奴だ。 
あまりにも取れないのでオレは素直に彼から色々聞いて試してを繰り返していた。 
そもそも俺たちのやり方だと水圧が低くいが何故かあげると怒られるから言われてるチョロチョロ水圧で頑張ってたのだが広沢くんは 
「おれ全開っすよ」で 
まぁ誰が見てるわけでもないのでオレも水圧をあげてホースを干潟にブッ刺してみたら 
わらわらわらわらわらわはわらわはわら 

!!!!!!なんだこれは!!! 
そうみるみるうちに穴が空いていきそしてわらわらわらわとボケが浮いてくるのだ 
ぐうわわわわわ!!気持ち悪ぅ 
おれのいままではホースを差しブクブクと穴が空いていき穴がそこそこ空いてきたら
ふわっとボケが浮いてくる 
ボワって感じかだいたい1匹とか2匹程度だったのが水圧あげたら 
シュッパーと穴が空きボケがわらわらわらわらわらわらわっとくぅー!気持ち悪ぅ!
一度に5匹ぐらい浮いてくるのだ 
もうオレは1人干潟でお祭り騒ぎで出てきたボケをあみですくうカゴに入れるもう一度に3匹ぐらい網ですくってカゴにってわらわらわらわら3匹とかすぐに同時に出てくる気持ち悪ぅ!ですくってカゴに入れてまたすくって小さいのは放り投げああもう手の方が早いんじゃねすくってカゴへはぁ

どんどん…どんどん 
どんどど…どんどん…どん 
どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん
どんどんどんどんセイヤセイヤセイヤ! 
どんどんどんがらったセイセイセイセイー


みるみるうちにカゴが一杯になり次のカゴ更に次のカゴー!うおおおおおおおおお! でこの日オレはついにトリコになった。ってか今まで何やったんや…ホース先端を二つ三つにわけたり自腹でホース付け足したり水圧のコック開いただけで世界が変わったのだ。その日軽く30000ぐらい行った。広沢くんが言うには
「マサさんのは今までボケのいる層まで穴が開いてなかったんですよ」との事
つまり水圧が低いため上っ面の方で奥にいるボケまで届いてなかったと」
オレ決めたこれで食っていくと心に誓った日であった。


いやいやマサさんって誰やねん!(前に書いたがオレこの子に名前聞かれた時マサと呼んでて言ってたはははは)


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