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サッカーの腹筋トレーニング不要論再考。伸張反射の観点より。


前回、腹筋トレーニング不要論についての記事を書いたところ、大きな反響をいただきました。ありがとうございます。

僕自身、この記事をリリースした後も腹筋については色々と考え続けていましたが、そんな中、sunnyさんのツイートで面白いトレーニング動画を発見しました。

これは、初めて見たトレーニングでしたが、動画を見てすぐにトレーニングの意図が理解でき、腹筋トレーニングについて前回の記事を補足、訂正する必要性を感じました。

ということで今回の記事では"腹筋トレーニング不要論再考"と題して腹筋についてより深く考えていきたいと思います。



腹筋トレーニング不要論の概略



・腹筋トレーニングの定義:シットアップやクランチ等の腹直筋の(短縮方向への)長さ変化を伴うトレーニング

・サッカーの動作の中で腹筋はシュート、フィジカルコンタクト時に主に使われ、どちらも等尺性の力発揮をする

・短縮性の力発揮をさせる腹筋トレーニングは動作の類似性が欠如しているのに加え、体幹の共収縮の学習を阻害し得るので不適切


大まかにまとめるとこの3点でした。

この中の2点目、シュートを打つ際の腹筋の動きについてはデ・ブライネが打った一本のシュートだけをサンプルにして考えました。流石に一本のシュートからシュート時の腹筋の使い方を推し量るのは無理があったと思うので、ここでシュート時の腹筋の使い方をもう一度考えてみたいと思います。


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