武蔵美通信1年目を振り返る
22年度の成績が確定し23年度の履修登録も終えて私のムサ通生活が無事2年目を迎えることになりました。
あまりnote更新できなかったので、簡単に1年を振り返ろうと思いますー。
去年の今頃を思い出すと、武蔵美から入学許可証が届いた時には本当に嬉しくて毎日何時間も眺めてました。誰でも入れる通信ではあるけど私にとっては憧れの大学で30数年越しの夢が叶った大きな出来事。もうワクワクが止まらなくて毎日ふわふわした「浮き足立つとはこういう事か…!」という貴重な体験でした。
入学願書のための住民票を取りに行った役所で「理由が入学願書のためとありますがお子さんの住民票では?」と言われ笑顔で「こんな歳でも大学に行くんですよ」(っていうか子供いないし!)と答えたことも今となってはいい思い出です。
学生証と世界堂のスチューデントカードが届いた時には嬉しさMAXで、光速でApple Musicに学割申請しました(笑)。
学割、使える機会はそんなに無いけどキャンパスメンバーズのおかげで美術館にはかなり気軽に行くようになりました。逆に交通費の方が気になるくらいです。
教材届いた後はもうとにかく早く学校に行きたくて(笑)。
そこが通信生の悲しいとこですが、自宅でひとり右も左も分からないまま課題始めないといけない。
私はとりあえずデッサンAから始めましたが、4月半ばに自宅を引っ越すことになり〜20枚以上描いたクロッキーが全部使えなくなってしました……。クロッキーの経験そのものは無駄にはならないけど、結局新居で課題をやり直して提出できたのは2月に入ってからです💦。
ワクワクドキドキ💓の初めてののスクーリングでは自分の学籍番号が書かれた教室で一人待つも授業開始時間を過ぎても誰も教室に来ない……。なんで!?どうして!?とパニクっていたら廊下から「前提講義始まってますよー!」という声が!!
そうです、前提講義というものがあることに気付かず私は一人実習の教室で待ってたんですね。というわけで貴重な最初のスクーリングの前提講義は冒頭部分参加できませんでした(悲)。
本学の鷹の台キャンパスで行われる夏のスクーリングは文字通りひどい酷暑で体力勝負でした。
特に木彫は大きいガレージのような場所でひたすら力仕事。エアコンは全く効かずみんな窓を開けてしまうので風の当たらない場所は余計に暑く本気で死を意識するレベル。今でも友人とよく話すけど人生であんなにアイスを食べたことも飲み物飲んだことも無いってくらい過酷でした。Apple Watchの歩数計が5万超えたのも後にも先にもこの時だけです。
でも授業というかあの経験は本当に楽しかったし青春だったしいい思い出です。
夏のスクーリングの思い出はたくさんあるけど、嬉しかったのはやっぱり学食。憧れだったんですよー、大学の学食。安くて美味しい、だけじゃ無い!かき氷もある〜!やだー迷っちゃう〜!を毎日!(笑) 学食のおかけであの過酷な真夏のスクーリングを乗り越えられたと私は確信しております。ありがとう学食!
後は〜図書館ですが。私は自宅が遠くスクーリングの機会にしか行けないなと思い夏スクで初めて利用したんだけど、休み時間にさっと寄って画集だけ借りてこようと思っていたら館内で迷ってしまい(←方向音痴)職員さんに貸し出しのカウンターまで案内してもらうという……(笑)。しかも案内してもらったらすぐ目の前だった(笑)。新入生っぽいいい思い出です。
夏のスクーリングの後は疲れと燃え尽き症候群の状態が長く続きなかなか自宅課題が進まず。
年内に出せた自宅課題は造形基礎ⅡAと絵画表現基礎ⅠAのわずか2科目。
あとはメディア授業のレポート入門Ⅰと美術入門の2科目です。
私は3年次編入で最短でいけば23年度の卒業なので秋のスクーリングの頃には会う人会う人「来年卒業できそう?」とお互いの顔色を伺う事が多くなり、認定単位数や今後の学習計画を強く意識するようになりました。私自身はもうこの頃にはもう1年通おう!と思っていたので、予定していた最後の必修科目のスクーリングはパスしました。
年が明けてからはひたすら自宅課題。
何事も締め切りが迫らないとやる気が出ないタイプの私は課題の提出期限2月28日がいよいよ迫ってきてやっとお尻に火がついた感じです。
とりあえず今年度はあと3つの課題提出を目指そう!と決め、松の内が明けてからの1ヶ月半文字通り「おはようからおやすみまで」ひたすら絵を描き続けました。1月の後半から2月の半ばまでは作業時間1日平均12時間、多い日は15時間以上です。
まずは少し手をつけていたデッサンAとデッサン表現を同時進行で進め、デッサンAを先に提出した後絵画表現基礎Ⅱとデッサン表現を同時進行。デッサン表現は枚数が多いので合間合間に気分転換に描いたり油が乾くのを待つ間に進めたりしました。
今年の2月は23日が祝日、25、26が土日だったので28日必着という事は早めに送らないと心配です。さらに油の乾燥時間もあるので1月半ばには油絵は描き上げたかったんだけど予定より遅れて18日に描き上がり、なんとか間に合いました。
こんなに頑張ったのは人生で初めてかも(笑)。受験も専門学校の卒制も学校行ったりバイトしたりしながらだったからこんなに缶詰状態で長時間作業した事ないと思う。
後半は肩凝りや腰痛だけじゃなく、目の痛みや頭痛、腕が痛くて絵筆を持つのも辛いとか、さらにはずっと座って作業してたので夜中に足が攣って目が醒めたりーーと満身創痍。嘘みたいな話だけど、課題が終わった頃にはお尻にタコ?のような床ずれの様なものができました。最近やっと最後のカサブタが取れてなくなりましたが(笑)。
最後の課題を郵送した後は全く動けず、丸2日コンコンと眠り続けました。
学習計画大事ですね。ほんと。(笑)
そんなこんなで骨身を削って提出した課題は3つとも先生は違うのに講評に「しっかりと時間をかけた作品ですね」と書かれていて笑ってしまったけど嬉しかったです。ギリギリにはなってしまったけどやっつけではなく死に物狂いで描いたよ!ってちゃんと伝わったんだと思ってホッとしました。
以前スクーリングである先生が「本当に殴り書きみたいなテキトーな絵を送ってくる人いるんだよー」と言っていたのを思い出し、改めて「なぜ美大に通うのか」という事を自分自身に問いかけながら頑張って描いた甲斐があったなぁと思いました。
家事を手伝って課題制作を応援してくれた夫にも感謝です。
初めての美大通信生活。充実した幸せな1年でした。
新年度は今度こそもっと計画的に頑張るぞー!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?