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【詩】 知る

柱についた傷あとが目印
迷ったときにわかるでしょ
いつでも戻ってこられるよ
思い出すこと忘れない
自分でつけた傷あと忘れない
知らないとは言わせない
少年の足をした女は
今日も歩く
まつりは終わったらしいけど
静かな大地の足音がする
歩かなくてもたどり着ける場所
ここという 
今という
それを知る


晴海たお



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