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十干の手紙〜戊の方へ〜

富士山は3度の噴火による溶岩が積もってできた山。今現在もその山の内部にマグマを抱えて存在する活火山。


いくつもの山々が連なる美しい日本アルプスは、気の遠くなるほどの年月をかけて地面が隆起してできた山々だ。


これらの山々に共通して言えるのは、エネルギーの塊であるということ。人間が作り出すことなど到底不可能な宇宙的エネルギーの塊だ。

だから、山々には神が宿る。だから、人々は山々を拝む。人が山に登りたい衝動に駆られるのは、そのエネルギーを感じたいから。エネルギーがあるところに人は集まる。


堂々と君臨する山を見ていると、悩んでいる自分がちっぽけに感じる。ジタバタするなと、諭される。「己のなりたい山になれ、なれるだろ?」そんな力強いメッセージを感じる。



人は山のようにエネルギーのある所に集まる。山には、水脈、鉱脈、火山ならマグマがある。表面の木々には鳥たちが巣を作り、羽を休める。山の柔らかな土壌は栄養豊富でさまざまな植物を育み、動物達は山の中で絶妙なバランスを保った食物連鎖を繰り広げる。

山は果てしないエネルギーを内包しながら、植物や動物を受け入れる。山自体が母性的な大きな器そのものだ。だから山を意味する戊の人はエネルギッシュで器が大きな愛溢れる人なのだ。

人を惹きつける魅力がある戊のひとは、とにかく人脈に恵まれている。そこを活かして、商売上手な商売人や人気商売で成功している人も多い。働き者で、仕事が純粋に好きなのだ。

圧倒的な存在感と人望。とにかくなぜか目立つ。だから、自分なりの美意識を持って、積極的に内面と外見を磨くことをお勧めする。そうやって自分を高めて、人々が集まる、魅力的な山になるために。

戊のひとは、自分はどんな山になりたいのか。その山にはどんな人が集まって欲しいのか。ブランディングを楽しむ人生です。


あなたは、どんな山になりたいですか?


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