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この世でたった1つの自然の力で世界一周できる乗り物


ヨットは、この世で唯一自然の力だけで世界を一周できる乗り物だ。


ヨットは、風の力だけで進むことができるし、地球のあらゆるところで風は吹いている。風は止まることもあるけど、ずっと全く吹かない場所はほとんどない。また、ヨットは、真向かいを避ければ、どんな方角から風が吹いていても前に進むことができる。

特に、貿易風は広範に渡って、安定して吹くので、昔から帆船が貿易のために海を渡るのに利用されてきた。世界をまわるヨットマンたちは、今でもこの風を利用している。

最近は、科学技術の発達の恩恵を受けて、ヨットでの世界一周のハードルがが今までよりもずっと低くなっている。

衛星通信を使った気象予報サービスも受けられるので、よりリスクの低い、安全な航路で航海をすることが可能になったし、太平洋のど真ん中でも衛星通信で電話ができる。


僕も、将来はヨットで世界一周したいと思っている。


ヨットから再生可能エネルギーへ


実は、最近うちの技術顧問になってもらったデジタルグリッドの阿部先生もヨットマンだ。

<阿部先生顧問就任:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000019285.html

阿部先生は、高校の時にヨットを始めて、母校の東大でもヨット部だ。阿部先生は、大学で電子工学を勉強して、そのあとJPowerに入社。そこでの火力発電の経験を踏まえて、再生可能エネルギーだけで暮らせる社会をつくりたいという思いが芽生え、デジタルグリッドを構想された。

そんな阿部先生も自然へのロマンを馳せる原体験がヨットにあったという話を、飲み会のたわいも無い会話から聞いてとても驚いた。今までこの業界でいろんな人に原体験の話を聞いてきたけど、僕のようにヨットが原体験だという人に会ったのは初めてだった。


やっぱり、ヨットに乗るという体験が自然への愛着と環境問題に対する意識を育てるのだと思う。


さらに阿部先生と僕は、大学での専攻、火力発電の経験まで同じだったので、経験によっていかに未来への志向が決まっていくのかを痛感した。


車よりも安くヨットが持てる


ヨットは、大きいものだと、ダイニング、キッチン、トイレ、寝室までついていて、通電すれば電化製品も使えるので普通の生活には困らない。世界をまわる人の多くは、こういうクルーザータイプのヨットに乗ってることが多い。最近は、カタマランという船体が2つついたヨットが人気だ。

このイメージからか日本だとヨットはお金持ちの遊びと思われているが、意外と手頃に始めることも可能だ。大学の部活動でも、ヨット部があるところも多く、大学で競技用のヨットを始める人も多い。

小さいヨットだと、ギュッとコンパクトに1つか2つの空間にキッチン、寝室、トイレがまとめられていて、古いもので探せば100万円以下で買えるものもある。

係留についても、漁業組合が持っているフィッシャリーナと呼ばれる施設だと、車の駐車場代くらいの価格で可能だったりする。


これから日本でもどんどんヨットを始める人が増えて欲しい。

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