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アニメ『スパイ教室』第4話感想

◆これまでの感想まとめ

◆エルナちゃん視点で描かれる第4話

今週は「File《愚人》のエルナ」というサブタイ通り、エルナちゃん主役回だった。もっと言うなら不可能任務20日前の出来事を描いた、まるで一話完結短編集に収録されそうな話にして先週までの補完めいた回だった。実際原作は短編集が刊行されているそうなので、それに収録なのか、あるいは2巻分の最初のほうのなのか、1巻分の回想から断片的にやったのか。

不幸ホイホイ能力持ちのエルナちゃんの葛藤を描きたいという狙いは今回伝わってきた。ディスコミュニケーションなキャラかと思いきや、その不幸特質キャラのせいで阿波連さんばりに距離がはかれず、引っ込み思案になってしまうのはわかりみがあった。アリな回だった。
圧倒的おっぱい不足で水着回あくしろよの気持ちでおっぱいおっぱいだが今までで一番良かったかもしれない。別に感動するくらい面白かったわけではないのだが、興味深くはあったし、楽しめたのは事実だ。ぼくはおっぱいのおかげでスパイ教室を楽しんでいる。

やはり今週丸々一話主役キャラにスポットを当てて描くとコンセプトが分かりやすくて見やすいし、キャラに愛着が湧いてくるな。先週時点では予め視聴者にもエルナちゃんの存在を秘匿していたとはいえ、ポッと出すぎて愛着が湧く以前に「なんだかなあ」の気持ちが強かった。けれど、今週の悲しい過去を含めた掘り下げも相まってエルナちゃんという名前も併せてこの子のことを積極的に覚えようとする気になれた。今後も個別回があるなら案外イケるかもしれない。というか、こういう回をまさに待ち望んでいたんだよなあ。

EDが如何にもな個別特殊キャラソンなのも商戦としてアリだ。原作表紙挿絵のトマリ先生描き下ろしなのもポイント高い。いずれキャラソンCDアルバムも出すのだろう。ぼくはそういうプラスアルファなキャラクター商法は好き。というか、そういやキャラソンソロCDとか最近あまり出なくなった気がする。サブスクの時代だからか?

アネットちゃん(俺様眼帯ちゃん)とエルナちゃんに横の繋がりがあるのも地味に興味が持てた。このアニメはそういった横の繋がりが少ないので、露骨に見えるとか世間が狭いとかそんな批判を恐れずにガンガンやっちゃってもいいと考えられる。自分たちの手で繋ぐから尊いんだ。絆が深まるんだ。
百合カプもいけるしな(ヌッ)

◆やっと公開されたOP

う~ん…特に思うことがなかった。オサレ映像を勝手に期待していました。

ジャスト1分あたりで見られる、リリィちゃんのおっぱいが揺れるところは極上の見所さん!?まずいいですよ!
「そこ確実に揺れてるよな…?」と何回か見返したくらいおっぱいを凝視した。おっぱいの重力が感じられてとても良かった好き。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアおっぱい2コンボだドン!!!!!!こんなん色欲担当やんけ!!!!

アネットちゃんがチェーンソー使うのは真っ当に楽しみだな。察しの通り、ぼくはチェーンソー好きだから。『ロリポップチェーンソー』が大好きです。

あとは、曲も映像も普通だった。「極上の伝説を刻んでやるぜ」とかそういう情熱は感じられなかった。バズれる可能性はありそうな作品だと思うのだが…まあ、無理にウケ狙いするよりかは作品に合ったものが無難ながら一番いいだろう。また、こうして8人全員集結してからOPが流れれば、エルナちゃんだけ映せないよ状態にするのは厳しいのも納得だった。

◆結局これファンタジー能力バトルアニメじゃね?

エルナちゃんの事故感知能力により、ぐへへおじさんズに付け狙われれば天井からレンガが降ってきたり、クラウス先生とのデートパートでも突発的にレンガが降ってきたり………ううん………

もう先週の鉄パイプ落下から薄々思っていたんだけど、やっぱりこれ不幸案件発動能力、っていうかモロにファンタジーにしか見えないな…
分かりやすい一例を挙げるなら、『アンデッドアンラック』のヒロイン・風子ちゃんの否定能力【UNLUCK-不運-】と類似している。風子ちゃんは隕石やタンクローリーを呼び寄せることができるからデジャヴったわけだ。だので、うん、エルナちゃんはもう疫病神感覚でドリフトラップ発動させているようにしか見えないんだよな…ヒューマノイド・タイフーンじゃないんですから。

いちおう公式サイトによると本作は痛快スパイファンタジーという宣伝文句があるし、われわれの世界と異なる世界(『D.Gray-man』のような架空19世紀末っぽい)なのは火を見るよりも確定的に明らか…なのだが…
今のところ本作のファンタジー係数が全然高く見えないのでファンタジーなのかどうかすらよくわからない。
もしかすると他の女の子の固有能力も併せて今後少しずつファンタジー要素を小出しにするのかもしれないが、現状ふわっふわな世界観だから先週今週と困惑しまくっている。

あっ、でも、不幸にも黒塗りの高級車が追突してきたのは不幸能力の影響下ではなく、今回の敵が轢き殺すつもりだったのは良い感じに視聴者を騙していたと思います。後出しじゃんけんなのは否めないけど。
あのシーン、クラウス先生がコベニカー感覚で追突してて吹っ飛び方も含めてギャグにしか見えなくて「なんぞこれ」って気分で見ていたのだけれど(不幸能力発動も魅せ方がギャグくさい)、ちょっと変に感心したまでもある。
今週ラストのクラウス先生があっさり鎖を解けたくだりも納得できる根拠が述べられていたので、変なところはしっかりしているが、それも後出しじゃんけんかなあ…

◆薄々思ってたけどやっぱこれシュールギャグアニメじゃね?

陽炎パレス内が盗聴されているのにエルナちゃんがなのなのフツーに喋っていたり(なんでバレなかったんだ??)、例によって敵がマジモンのクソザコなやられやくだったり、鎖を縛られたクラウス先生の銃弾の受け方が面白かったり(いちおうここは伏線なのだが)、例によって銃弾を回避ではなくが勝手にすり抜けるようになっていたり、結局スパイじゃなくてバトルアニメみたいだったり、今週もツッコミ所が多い。

別にガバガバなツッコミ所はこっちがネタにできるくらい面白く感じればいいのだが、魅せ方がギャグアニメすぎるんだよな…
銃弾すり抜けはこの手のアニメではもうあるあるすぎて、コメディならそういう作劇なんだなあとスルーできるのだけれど、いちおう真面目なシーンなのだからもうちょっと真面目にやってくれないかなって気持ちになってしまうんだよな。このシーン、リリィちゃんたちが無双していたのは萎えの気持ちが生まれたのもあった。

エルナちゃんの不幸ホイホイ能力の件もだけど、もうこのアニメは軽いノリで見るべきな娯楽作品として見るべきなんだろうか。スパイの皮を被ったコメディ。ただ、どうにも勝手にギャグアニメ扱いするのは流石のぼくでもちょっと抵抗があるんだよな…
なんというか、「もうこれはギャグとして楽しみましょう」と気分を切り替えたいのに、まだ完全にそうしたくない謎の未練があるんだよな。う~ん、もうこのアニメは期待のハードル低いのになあ。なんだかんだで楽しめているし愛着は湧いているし、故におもちゃ扱いしたくないからなのだろうか。

なお、本作のメガホンを取るないし今週脚本担当である川口敬一郎監督は元々ギャグアニメを得意としているのだが、そういうのとは全く関係ないと思います。このアニメにおいてはどちらかというと天然の産物だから。

◆それはそうと

リリィちゃんのぱっつんぱっつんパジャマいい!!

耳にキスすんのかとヒヤヒヤしたのはぼくだけでいい。

おっぱいばっか強調しやがって!!こんなん色欲担当としか思えねえんだよ!!おっぱい最強アアアアアアアアアアアアアアア~!!!!!!!!!!!!!!!!

最後アクア様ばりのぽんこつになってたリリィちゃんかわいい!!

次回こそ水着回になりますように。


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