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【ポケモン】アニポケリコロイ編1クール目終了!第12話までの雑感

◆第12話まで放送済

(※7月14日(金)まで配信)

6月23日(金)、最新第12話が放送・配信された。
次回第13話は7月14日(金)放送とおい待て3週間後かよ!?遠すぎんだろ!?と言いたいが、まあ12話まで放送ってことは丁度1クール目終了で物語の内容としてもキリが良いし、スタッフの英気を養っていただきたくもある。

前回(第1・2話)ぶりの感想記事となるが、始まったばかりは説明不足なのが否めず、どうにも乗り切れなかったアニポケ新シリーズ。
…いちいちその八文字で呼ぶのは長いのだが、なんて呼称すればいいんだろう?リコロイ編?まあいいや、それで呼称しよう。
それで、今どうなっているのか単刀直入に申し上げるとすると、

とても面白いです!!原作プレイ済の方は是非見ていただきたいです!!

◆とくせい:スロースタート

リコロイ編はハッキリ言ってスロースターター系のアニメだ。
数年放送が内定されているのだろう、その分プロローグにじっくりかけている。第3話ラストで登場したもうひとりの主人公・ロイが正式PTinするのは第6話とかなり遅い。ちょうど1クール目の折り返し地点だ。その分、PTinまでの流れは丁寧にやってくれているが。

正直退屈さは否めない。
なかなか本筋は進まないし、幾度も襲撃するエクスプローラーズの連中にもさっぱり興味が持てず、あまり見ていてワクワクさせられなかった。全く登場しないわけではないが、SVの新ポケモンがなかなか登場しないのも不満点だ。「早くパルデア着かないかなあ…」という気持ちでいっぱいいっぱいだった。忌憚のない意見、求めていたものとは違っていた。

しかし個人的に流れが変わったなと確信させられたのは第6話だった。

いにしえのモンスターボールから黒いレックウザが出現したのだ。

いにしえのモンスターボールとは、ロイくんが持っている如何にも旧時代のモンボな造形をしているキーアイテムだ。通常は開けることができないが、これがリコちゃんのペンダントと共鳴することにより出現。
まさかのレックウザというチョイスには意表を突かれたので、一体何故封じられていたのだろうか?と強く興味を示させた。

その後、クソデカオリーヴァ(スパイスを食べてぬしのように巨大化した?)が同じいにしえのモンスターボールを持っていたのだが、その実最新話にて100年前に現れた古の冒険者・ルシウスによる六英雄ポケモンのひとりだと明かされる。
意外と早い種明かしだなとは思うも、これを機に更にスケールが広がり、物語への探求心が深まったのは嬉しい誤算だ。残り4匹は一体どんなチョイスなのか、クソデカポケモン化しているのかとても気になる。

しかし100年前となると、ヒスイの時代に近いのだろうか。これまでアニポケではヒスイ関連の話がされていなかったので、もしかするとこの機にやるのでは?と期待が寄せられる。

◆パルデア入国後から面白さが増していく

第9話ではいよいよねんがんのパルデア地方へ入国。
そして親の顔よりも見たオレンジアカデミーが登場する。流石にそこへ用はないし、テーブルシティを軽く観光する程度になるのだが、

なんというか、変な話、ポケモンが聖地巡礼アニメになったみたいだった。

いやほら、全話見たわけじゃないからハッキリとは言えないけど、これまでのアニポケってゲームよりも美術背景が盛りだくさんだったわけじゃないですか。特に初代の頃とか最新作SVほど町がクッソ広いわけじゃないから、アニメだと知らない街並みになっててこれゲームで遊びてえなあと思っていたわけですよ。

ところがSVは広大なマップを舞台にしたオープンワールド。
ゲームそのままだから、見覚えのある景色になっているのがなんとも感慨深い。これだけでワクワクさせられる。というかまさにこういうのを待っていた。パルデアの大地は本当に魅力的なので、パルデア十景はいつか巡るのだろうかと楽しみにしている。まあそれがメインではないのだが。

◆現時点で一番面白いコルサさん回(第10話)

CV:喜多村英梨

散々ヒソカ扱いされているネモ先輩が第10話にて遂に登場する。
原作通り「実りあるバトル」と言い出しだり、ここはパルデア地方なのに「目と目が会ったらそれはバトルの始まり」と他地方の文化を吸収していたりと実に解釈通りだ。遂に原作キャラ登場でぼくはテンションダイマックスしていく。

CV:中井和哉

一行は上述した黒いレックウザの手がかりを知ろうとボウルタウンへ向かい、コルサさんと邂逅。原作とはストーリーなので詳細は省くが、だがしかし、ジムチャレのキマワリ集めを原作通りやったり、風車から飛び降りるアヴァンギャルドな一面まで完全再現。そうです!!それが見たかったんです!!

ここでロイくんがコルサさんに挑むのだが、初手はウソッキー
岩タイプだが、どう見ても草タイプだと勘違いしていたのがすごく初々しかった。そりゃあぼくだってこいつが岩タイプとはとても信じられなかったよ!こういう初見殺しな勘違いは数十年後も絶えずに続いてほしいですねえ!

アニポケ初のテラスタル、残り一体時のクッソ盛り上がるBGMも見所さんだったが、ウソッキーの挑発がマジのガチでクッソ腹立つツラだったのが凄まじかった。これは挑発に乗ってもおかしくない説得力あるわ~…
リコロイ編はこのようにポケモン一匹一匹活き活きと描かれているのも魅力的だ。ハネッコとかパルデアウパーとかめっさかわいいんだよ。

テラスタルでウソッキーが草タイプに変化したならば、ロイくんのホゲータが有利になるのだが、それを把握した上でくさわけの威力を高めて撃破という流れが良かった。いやどのみち炎タイプには半減なんだけども、ウソッキーの攻撃種族値は100もあるからなあ。まだLvはそう高くないだろうホゲータが倒されてもおかしくはない。
結局今回敗北となったが、本作はバッジ集めが目的ではないのでジムリーダーに負けても構わないという逆転の発想が良かった。ジムリーダーの強さを徹底付けるに十分だ。

◆良い感じに焦らしてくれるぐるみん

ぐるみんの中の人はライジングボルテッカーズのひとり・ドット。
配信ではクッソノリノリだというのに、オフの日は基本的に機嫌の悪い根暗で最早別人・別人格なのを疑ってしまう。まあ、「ネットとリアルで人格違うのって自分じゃん」と思う人はいるかもしれないが。
リコちゃんには最初あまり好ましく接していなかったのだが、次第に心を開いていく。まだ完全に仲間になったわけではないが、相棒がクワッスなので、第三の仲間として旅立つかもしれない。…あっでもその場合だとぐるみんの大予告はどうするんだろう?

「そのうちリコちゃんに正体がバレるんだろうなあ」と思った人は多いだろう。だが現時点ではまだバレていない。が、良い感じに面白おかしく焦らしてくれる。
リコちゃんがぐるみんの着ぐるみを目撃するも今は別の要件を優先しなければならなかったりと、そう容易にバレ展開が用意されていないのだろう、一体その時はどうなるのだろうかとハードルが高まっていく。まだまだドットと距離を縮めていくイベントはあるだろうし、その時が楽しみだ。

◆今後の展開

リコちゃんのおばあちゃんに会いに行くために、次はガラル地方へ向かうと言われたときは流石にズコーってなってしまった。いやガラル地方も良い所だから別に良いんですけど、せっかくパルデア地方に来たばかりだというのにもう旅立ってしまうのかよ!
まあおばあちゃんから情報ゲッツした後に再入国するかもしれないし、それに、だ。

ナンジャモ登場内定!!!!

「ついにあの人が!?」って、公式も待望かよ!?待望しますよねえ!!
というわけで、散々半年前からナンジャモアニメであくしろよと言ってたらとうとう登場するようなのでこれは毎週見逃せなくなった。恐らく配信での登場なので、直接ハッコウシティへ向かい会いに行くことはないかもしれない、僅かな出番なのかもしれないが、それでも楽しみだ。

12話まで放送済だが、今から途中参戦しても全然大丈夫なほうだと思う。それでも心配なら期間限定でYouTubeプレミア公開されるとのことなので、放送再開までの2週間はじっくり堪能しよう。

◆プレミア公開PART1(第1話~第6話)
6月30日18時55分~21時20分ごろまで予定
※アーカイブ映像
6月30日プレミア公開終了後~7月7日正午ごろまで
◆プレミア公開PART2(第7話~第12話)
7月7日18時55分~21時20分ごろまで予定
※アーカイブ映像
7月7日プレミア公開終了後~7月14日正午ごろまで

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