見出し画像

【鵺の陰陽師】ボイスコミック遂に配信!原作のあのシーンに魂が吹き込まれる!!


◆ボイコミ第1~3話

いけぇー!!全員で視聴に追い込むぞ

◆遂に配信

今ジャンプで一番アツくて面白い漫画『鵺の陰陽師』。
予定通り、7月29日(土)・30日(日)に原作1~3話のボイスコミック(ボイコミ)が配信された。

冗談抜きでいい加減マジでASMR出してくれよ集英社と言いたいくらいにハマってしまっている。
最初はおかしい漫画扱いされていたのに、そんなおかしい事象そのものも過去へ吹っ飛ばす勢いで代葉ちゃんのことが好きになってしまっている。代葉ちゃんの掘り下げが力入りすぎて沼にハマってしまっている。どれほどなのかというと、脳内で夏コミ新刊とASMRを作っているレベル。もっと好きにさせてほしい。

そんなわけで、代葉ちゃんは残念ながら登場しないのだが、好評につきいずれ追加分のボイコミが配信されることを切望しよう。今回はジャンプ新連載どれにも与えられるボイコミ、現在もジャンプ+から読める原作第1~3話からスタートだ。
自分のペースで読める原作漫画から先に手を付けたほうがいいかもしれないが、この際だから未読の方はボイコミから入ってみるのも面白いかもしれない。漫画とは異なる媒体なので、異なった印象を受けたのは異常鵺愛者のぼくもだ。

◆キャストについて

★キャスト情報
(第1話)
・夜島学郎     伊月登宇聖
・鵺        沼倉愛美
・膳野       水野清人
・願瀬横道     猪股慧士
・夜島の父親    野澤晃太郎
・夜島学郎(幼少期)  藍谷早咲
・クラスメイト   武田慎太郎 / 陽向ゆき / 黒井淳一           北﨑ひとみ / 琴石ゆうひ

(第2話追加)
・浜本先生     石田優人
・クラスメイト   武田慎太郎 / 陽向ゆき
          石川佳典 / 黒井淳一
          藍谷早咲

(第3話追加)
・周防七咲     鈴代紗弓
・幻妖       陽向ゆき
・女子       藍谷早咲 / 北﨑ひとみ

サムネや動画タイトルにもある通り、沼倉愛美さんと鈴代紗弓さんが今回の目玉声優のようだ。

◆各キャラ雑感

まず鵺さんだが、読切版『鵺ん家』では花守ゆみりさんが演じていたが、今作では沼倉愛美さんに変更となった。
それで早速視聴してみたところ、ぬーさんのほうが姉キャラとしてしっくりきていた。

元々この連載版では急遽夜島くんの血の繋がっていない姉という嘘設定が付与されたのもあり、読切版のほうが若い印象を受けたのだが、そのまんま解釈通りの演技・声色になっている。
かといってゆみりさんのほうが合っていないわけではない。寧ろ、読切版は鵺さんが貫禄のある幻妖らしさがあった。連載版は1~3話は鵺さんがまだ活躍していない(夜島くんに力を与える側)なのに対し、読切版は鵺さん鬼つええ展開なのもある。演技指導についてもご教授されていたのだろうか?

夜島くんは基本気弱な陰キャらしいソレになっててこちらも解釈通り。

膳野くんは脳内再生通りのイケメンで解像度鬼たけえ!!
もう第一声のあの啖呵の切り方からして「膳野くんがしゃべってる!!」と感動しまくりましたよ!やはりブリーフ装備だが、そんなノイズを吹き飛ばすような漢気がやはりかっこいい!!

膳野くんを演じる水野さんも幻妖に憑かれていた。鵺想いじゃねぇか。
膳野くんを演じるのはジョジョ1部のシビあこコンビくらい相当プレッシャーと期待がかかるのでは?と、ぼくも期待不安半々だったのだが、いけぇー!!全員歓喜に追い込まれたぞ

3話にて登場する七咲先輩を演じる鈴代紗弓さんも解釈通り!すごく先輩らしい凛としたかわいい声になってる!先輩もASMR適合してんじゃん。ASMRやれそうな声してんじゃん。
そして多くの方が待ち侘びただろう、「忘れろビーム」はイメージ図とはいえ穿たれた説得力が増した。そりゃあこんなんグサるわ。ぱんつ見られて恥ずかしそうに声が震えていたのもマジ感があった。

2話のエッチすぎんだろくんも迫真の演技だった。
フキダシを区切っているように、「エッチ…」「すぎんだろ…!!」と間の使い方も解釈通りだった。如何にエッチなのかを主張するように第一声でエッチパワーを溜めて(↓タメ)、「すぎんだろ…!!」でドスケベ波動拳をブッ飛ばしたようだった。(↑+P)

意外にも一番良かったのは、脇役なのにフルネーム表記でギャグになっている願瀬くんだった。
最初不快感を伴うチンピラ演技も良かったが、後半からの謎の幻妖出現によりパニックホラーが開幕すれば、腕チョンパされたときの苦痛・パニクりっぷりにマジ感があった。元よりそこは原作でもマジ感があって地味に好きなシーンであるのだが、声が付くと生々しいマジ感が増していったのが嬉しい誤算だ。迫真演技のおかげで幻妖が如何にやべーやつなのか引き立たせてくれるのだ。
そして2話で心臓の鼓動がでかい音で鳴っている時の「ん んお ああ」は無意識でそうなったマジ感があった。

その他、2話の浜本先生が幻妖に憑かれてからのなんかやべー感はクラスで修羅場が巻き起こったような雰囲気があった。突然先生がマジギレしてきて「あっやばいやつだこれ」と察せるあの雰囲気ね。無事正気に戻してやれば声色は優しいおじさんになってて安堵を覚えたわけだ。

全体的に文句のつけようがないキャスティングでマーベラス。
もうこのままキャスト変更せずにアニメ化してもいいんじゃね?と思えるレべルにしっくりしていた。いずれアニメ化する際は変更の可能性もあるだろうが、それはそれで合っているなら問題はないし、アニメという媒体にあたってどう印象が変わるのかも興味深い。

◆漫画で読むのとは異なるテンポ

漫画は人によって読むテンポが変わっていく。
1ページずつ頭の中で考察しながら読み進める人も中にはいるだろう。基本的にぼくは新連載第1話を読み終えるのに平均10分かかっている。あくまで参考程度のタイムだ。
そして、アニメは制作側でテンポが定められる。声優を起用したボイコミも同じで、その結果が動画再生時間に現れている。「メディアの違いを理解せよ」という言葉がしっくりきている。
なお第1話は前後編計17分、第2話は10分15秒、第3話は8分だった。

結論からすると、ボイコミを視聴した場合は原作よりもテンポが若干緩やかに感じられた。が、丁度良いペースだった。

テンポの良さに関しては、元々原作からしてそうだ。
この漫画はあまり語られていないが、構成力の高さ(詰め込みすぎないが満足感を得られるまとまった構成)をぼくは高く評価しているので、そのままお墨付きとしてボイコミにも反映されたといってもいい。

単にこれはぼくの問題でもあるのだが、漫画はうっかり1コマ読み逃すケースがあったりする。怠惰な表れではあるが。
ところがボイコミは画面に1コマずつ納める必要があるので、声が吹き込まれるのもあって漫画よりも入り込みやすくなる。BGMも地味に流れているので没入感アップだ。

第1話掲載当時は膳野くんのブリーフを中心に変な漫画だと擦られまくりだったが、徐々に真っ当な漫画として評価されている現在、今回のボイコミ配信は読者の感情を込み上げていく王道漫画として再評価される、丁度良い媒体になれるのではないだろうか。

あ、あと最初読んだときやべーと感じた2話は既に何回も読み返しているのもあるけれど、ギャグ回として正常な気分で視聴できた。まじほっとした。

***

明日発売のジャンプ35号はセンターカラーとして最新第12話が掲載!
ますます絶好調な展開から目が離せない『鵺の陰陽師』は今リアルタイムで読むべき漫画だ。マジのガチで感情を強く揺さぶられる漫画なのでマジで多くの方に読まれて評価されるべき漫画である。
あとマジでASMR出して集英社…


この記事が参加している募集

#今こそ読みたい神マンガ

2,566件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?