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【ポケモン】アニポケ最終話感想、ポケモンマスターの真意とは

アニポケ最終章『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』。
先日3月24日、遂に最終話・第11話が放送された。

※4月14日(金)正午ごろまで公開

◆感想

良い最終回だった。
なんというか、変に凝る必要はないんだな、四半世紀も目指していたポケモンマスターの真の定義を明らかにした上でおれたたENDになるとこんなにも満足できるんだな、そんな感想である。

正直伝説の最終回と言えるものではないし、話の内容や終わり方自体は拍子抜けに感じられた人はいるかもしれない。明らかに来週も続きそうなんだよな。そういうのは本作に限らずなのだが、ぼくは物語の延長線が見られる終わり方が好きである。

◆ポケモンマスターとは

嗚呼、憧れのポケモンマスター。
サトシさんが打ち出したその答えは、「世界中全部のポケモンと友達になりたい」というものであり、とても腑に落ちるアンサーだった。

これ自体はサトシさんの持論であり、絶対100%正しい解釈かどうかは分からない。解釈違いを疑う人はいるだろう。
けれども、サトシさんらしい良いアンサーだ。ピカ様をはじめとして、ゲッツしたポケモンはいずれも種族を問わず友達や家族のように接していたからなあ。ポケモンと友達になる=マスターするというのも、良い繋がりなんじゃないかなあと思う。

因みにぼくがクソガキの頃は、やはりというか当たり外れのないアンサーなのだが、ポケモンマスター=このおれさまが!せかいでいちばん!つよいってことなんだよ!だと思っていた。それは「最強のトレーナー」という肩書のほうがしっくりくるのでは?と自分でも思うが、同じような意味合いを兼ねていたのだろう。

サトシさんも、最初から「ポケモンマスターってなんだろう」と四半世紀にわたる長き旅路の中で答えを探し求めてきたのかもしれない。次々とポケモンと出会い、仲間をゲッツし、そして今回のアンサーに至る…と考えると、なかなか感慨深く、エモいなあってじーんとくる。
個人的にサトシさんはXYあたりからベテラントレーナーっぽくなったなあ、変わったなあと印象を受けてきたのだけれど、こうして立派な答えを打ち出しただけでも成長したなあと、やはりカンガイブカイナー案件である。

◆おれたたENDで正解な理由

サトシさんにはまだまだ新たなポケモンを探し求めてほしいという想いがあった。
今回マジのガチでアニメシリーズから引退ながらも、十年後キンクリとか変なズラしはせず、旅はまだまだ続けるのは無難ながらも良いアンサーだ。何故ならこれは上述したけども、延長線の物語が想像できるからだ。

サトシさんはまだパルデア地方へ一歩歩み始めていない。
きっとこれからアローラ地方を彷彿させるように、アカデミーへ転入する機会があるのだろう。パルデア十景を巡ったり、広大なパルデアの大地をモトトカゲに乗って駆け巡ったりするのだろう。それがものすごく想像しやすいわけだ。
そして仮に劇場版時空がやるのなら例によってパラドックスポケモンとの出会いがあるだろうし、彼らとも友達になれるかどうか、サトシさんのポケモンマスターとしての腕が試されるわけだ。

更に話を広げるなら、ヒスイ時代のポケモンと出会うために過去へタイムスリップなんて話も考えられそうだ。アルセウス本編では結局元の世界に戻ることはなかったが、サトシさんの場合それをひとつの目的としつつ、ヒスイの変わったポケモンたちとの出会いを重ね、別れを惜しむのも想像できる。

要するに、だ。

ゲーフリがポケモンの新作作って!サトシが新たなポケモン出会ってゲッツ…!永久機関が完成しちまったなアア~!!これでポケモンマスターは俺んモンだぜ~!!

ということである。
ポケモンというコンテンツが続く限り、サトシさんの物語と挑戦は終わらないのだ。勿論、永遠の10さいのままは苦しいだろうが、そこは各々が想像で数年後キンクリしてもいいだろう。

◆最高のボロボロ靴さ

サトシさんのボロボロになった靴を見てなにかを連想した人は多いのではないだろうか。
そう、『タイプ:ワイルド』の歌詞、

あの頃すっごく流行っていたから買いに走った あのスニーカーも
今では世界中 探しても見つからない
最高のボロボロ靴さ

最高の伏線回収ではないだろうか。
いやまあ、別に今までサトシさんの靴にはスポットは当てられていなかったし、というかずっと靴替えてなかったのかよどんだけタフ・シューズなんだよとツッコみたくあるし、今回軽く後付けっぽく描写したように見えなくはない。

けれども、そういう細かいことを抜きにして、とてもずるすぎるファンサービスだった。EDでマジで『タイプ・ワイルド』が流れたのも含めて。
クソガキの頃から見続けていたぼくにとっては最高だった。子供心ながらに「最高のボロボロ靴ってなんやねん」と気になっていたので、今回集大成となるソレが出されたときは感慨極まったもん。四半世紀補正が偉大過ぎるもん。

因みに『タイプ:ワイルド』が流れたのは1998年11月5日放送の初代無印第69話かららしい。その次の回は神回「ニャースのあいうえお」だったりする。
『タイプ:ワイルド』ってアニポケトップクラスの代表曲のひとつでいいんですかね?イントロが『風といっしょに』から引用されているし。確か英語版も流れていた気がする。

◆つぼみがいつか花開くように夢は叶うもの

この最終回でも流れたOP『めざせポケモンマスター』の終盤にこういった歌詞がある。

つぼみがいつか花開くように 夢は叶うもの

これもニクい演出である。
アニポケは個人的にはそこまでこういったエモ演出に拘る回はそこまで多くない印象なのだけれども(神回『ニャビー、旅立ちの時!』とか演出全振りだったけど)、最後に粋の良い演出をやってくれて満足だ。

そういうわけで、新シリーズは三週間後と大分先ですが、4月14日放送です。早くアニメでナンジャモ出してほしいおはこんハロチャオさせろぼくは数か月前から待ち続けているんだよォ!!(過激派エレキン氏感)


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