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井上ひさし氏の名言

作家・井上ひさし氏の有名な言葉に、

『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに』
との、名言がある。 

含蓄のある、作家らしい佳き言葉だと思う。
だが、

井上さんの娘さんのエッセイによれば、この言葉には続きがあるそうだ。

『まじめなことをだらしなく、だらしないことをまっすぐに、まっすぐなことをひかえめに、
ひかえめなことをわくわくと、わくわくすることをさりげなく、さりげないことをはっきりと』

これを読むと、含蓄があるだけでなく、一筋縄ではいかないことが分かる。

まず、まじめなことをだらしなく。とは一体どのような意味だろう?
そして、ひかえめなことをわくわくと。との部分も、すぐにはわかりかねる。

要するに、複雑化した現代社会において、一面だけなものの見方だけでは理解出来ないので、多面的なものの見方が必要なのではないか?

と、井上さんは、言っているのではないでしょうか?僕の感じた個人的見解です。


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