#067「ローグ・ワン」
今更ですが、私はローグ・ワンが大好き。
スター・ウォーズシリーズはちゃんと追ってきていなくて、そもそもシリーズものの映画が苦手(※スパイ映画は除く)というのもあって、気が向いた時に順番も関係なく何作か観たことがあるという酷い有様なので、ローグ・ワンは独立したひとつの映画として愛している。
ローグ・ワンの何がそんなに好きなのかとよく考えるのだけれど、圧倒的に主人公が居ないところだと思う。モブである人たちの活躍を、ここまで主人公不在で描けるのは、この作品には登場しない主人公が、本作の外側に居るからだろうか。
まさに、スピンオフの極みよ。
私は、物語の本筋の外側で物語を支える人がめちゃくちゃ好きなのだと思う。後を託してログアウトしていく人たち。彼らひとりひとりのバックボーンは当然あるのだけれど、一瞬の儚い活躍こそがドラマチックなのだ。
後のことは知らんぜよと言わんばかりに、個々が自分の最善を尽くしてバトンを渡していく様は、ご都合主義と言ってしまえばそれまでだけれど、その更に外側で物語を支える者たちが一斉にログインする瞬間は、ちょっと筆舌に尽くし難い。
あの瞬間こそが最高で、私もモブとして150%自分を発揮して散りたい(何それ)。とか思う。
それから、映画におけるお仲間ロボとして、K-2SOは最高。率直さとユーモアと、去り際。インターステラーのTARSも大好き。
ドニー・イェンとチアン・ウェンの二人もバディとして最高だし。
書いていたらまた観たくなってきた。