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#060「SCOOP !」

仕事ってなんだろうな。
ライフワークバランス。大事なのは分かっているけれど。
家族との時間が大事。ごもっとも。とは思っているけれど。
プライベートの充実。丁寧な暮らし。温かでほっとして、安心出来る帰る場所としての家。はい。あるなら欲しいです。
だけど、それを持てない人間の、昨日とか今日とか明日とか、来週とか来年とか。なんかそんなこと全然考えなくても良いという、走り続ける権利。みたいなものも、同じくらい認めても良いじゃないか。と、思ったりする。
少なくとも、走れる時間はそんなに長くないし、走りたいという衝動を潰さないで欲しい。自由な働き方の中に、一時的なオーバーワークというスタイルがあっても良い。

時間が伸びていく、行けるところまで行きたいと思う、他のことが消滅するような。そういうゾーンに入るみたいな瞬間は、ある真空状態の中にしか無い。傍から見たら、何の価値もないんだろうけど。

労働時間とか残業とか有給とか、お金になるとかならないとか、貯金が幾らだとか、マイホームとか車とか。将来の安心とか。そういうものに視界を埋め立てられていくことは、とても苦しいと思う。だから、仕事に逃げるとか言われるのかもしれないけれど。一時的にでも逃げたら駄目かな。
例え何も持たなくても、ただひたすら没頭して、それで人生が終わるのって駄目なのかな。没頭の対象が何であっても、一つの生き方として認めることは難しいのかな。
最近の組織の中では難しいだろうとは思う。
勿論、みんなが馬車馬みたいに働けって思っているわけでもないし、定時で帰ることが正しい在り方だと思っている。

いや、なんでしょうか。なんでこんなこと書いているんだろうか私は。
労基のとか組合とかの映画じゃないです。
超エンターテインメントです。大根監督ごめんなさい。
ただ、映画の中が羨ましくて。

それから、師弟関係って終わりが無くて、果てしない。
フィクションの世界では、師弟関係は唐突に終わるから美しい。