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DELL 31.5インチ 4K HDR モニター U3223QE 長期レビュー

こんにちは、こんばんは、Harushikaです。
今回は、DELLのU3223QEという型番の31.5インチ 4K HDR モニターのレビューをお届けします。基本的なスペックはもちろん、僕が思うこのモニターの良いところ、逆に買う前に注意すべきところ、そして半年間使用してみての感想をお伝えします。

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動画版もあります。

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スペック

  • 画面サイズ 31.5インチ

  • 解像度 4K(3840×2160)

  • パネルの種類 IPS BLACK 

  • コントラスト 2000:1

  • HDR性能 DisplayHDR400

  • リフレッシュレート 60Hz

  • 本体重量 10.4kg

  • 価格 2022年12月時点で 公式サイト 96,262円 Amazon 97,265円

接続端子

映像入出力用 接続端子(本体背面)

  • HDMI (HDCP 2.2)

  • DisplayPort 1.4 (HDCP 2.2)

  • DisplayPort出力

  • USB-Cアップストリーム / 電源供給ありDisplayPort 1.4 Altモード (最大出力90W、HDCP 2.2)

データ転送用 接続端子(本体背面)

  • USB-C 3.2 第2世代 アップストリーム (データのみ)

  • USB 3.2 Gen2ダウンストリーム x 4

  • LAN (RJ-45)

その他の接続端子(本体背面)

  • オーディオラインアウト (ミニジャック)

データ転送用、電源供給用の接続端子(本体左下)

  • USB-C 3.2 第2世代 ダウンストリーム (最大出力15W)

  • USB 3.2 第2世代 ダウンストリーム、バッテリー充電1.2

『アップストリーム』はPCとの接続用、『ダウンストリーム』はUSB周辺機器との接続用という意味です。つまり、2台のPCとUSB-Cで接続することができ、6台のUSB周辺機器とUSBもしくはUSB-Cで接続することができます。USBハブとしても機能するのがこのモニターの大きな特徴です。

このモニターの良いところ

シンプルで無駄のないデザイン

このモニターを購入した際の決め手は、このシンプルで無駄のないデザインでした。前面にはロゴがなく4辺すべてがフレームレスなため、これ以上ないくらいシンプルで無駄がありません。また、単に見た目がスタイリッシュなだけでなく、視覚的なノイズが無いため、映像への没入感が高まります。

背面の色は高級感のあるシルバー。デスクを壁付けしているため、通常は視界に入りませんが、白を中心に色を統一している僕のデスク周りにもマッチしています。大きく存在感のあるモニターがシンプルだからか、デスク周り全体もスッキリした印象となっている気がします。

動画鑑賞に快適なサイズと画質

家にはテレビがないため、代わりにモニターで動画を見ています。以前は画面サイズが27インチのモニターを使っており、動画を見るには小さいと感じていましたが、この31.5インチのモニターに変えたことで、少し離れた場所にあるソファーからもとても見やすくなりました。動画を見るには画面サイズは大きいほど良いですね。

このモニターは解像度が4KでHDRというより広い明るさの幅を表現する規格に対応しており、YouTubeやNETFLEXの高画質コンテンツも画質を落とすことなく再生できます。また、冒頭のスペック紹介でも少し触れましたが、液晶にはIPSという方式が使われており、視野角が広いため、見る位置や角度が変わっても綺麗な映像を見ることができます。さらに、通常のIPSパネルのコントラスト比が1000:1なのに対し、このモニターで使われているIPS BLACKパネルはコントラスト比が2000:1であるため、より色鮮やかで黒が引き締まった映像を味わうことができます。色再現度も高く、僕の目で見た体感的にも文句なしの綺麗さです。

画面サイズが大きく解像度が高いことは動画鑑賞以外にも恩恵があります。PCで作業する際には、大画面を活かして複数のソフトを表示できるため、快適に効率よく仕事をすることができます。

さらに、4Kという解像度のおかげでドット感が無く非常に見やすい。趣味と仕事を兼用するモニターとして、このサイズと画質にはとても満足しています。

ノートPCとの接続がUSB-Cケーブルだけで完結する利便性

このモニターは3個のUSB-Cポートを備えており、そのうちのひとつはデータ転送とともに映像入力と最大90Wの給電に対応しています。同じようにデータ転送、映像出力、充電に対応したUSB-Cポートを備えるノートPCと接続すれば、それらすべてを一本のUSB-Cケーブルで行うことができます。

僕は二日に一日程度、家でリモートワークをしているのですが、その際は会社のノートPCをUSB-Cケーブルでこのモニターに繋ぐだけで、すぐに31.5インチの大画面で仕事を始めることができます。

わざわざ会社から持ち帰ってきた専用の電源ケーブルを繋げる必要もないですし、家で使っているマウス用の無線レシーバーはモニターのUSBポートに接続してあるため、マウスの接続先を切り替える必要もありません。ケーブル一本を繋ぐだけという手間のかからなさはリモートワークの頻度が多い僕にとっては非常に便利で快適です。また、デスクの上がスッキリまとまるのも嬉しいポイントですね。

ドッキングステーションのような拡張性

このモニターが同じサイズ同じ解像度の他のモニターと比べて高価格な理由は、多数のUSBポートやLANポートを備えた拡張性にあります。2台のPCとUSB-Cで接続することができ、6台のUSB周辺機器とUSBもしくはUSB-Cで接続できるため、単なるモニターとしてだけではなくUSBハブとしても機能します。

ここで僕が接続している機器を紹介したいと思います。

  • Display Port - WindowsのデスクトップPC(映像入力)

  • アップストリームUSB-C(本体背面) - WindowsのデスクトップPC(データ転送)

  • ダウンストリームUSB-A(本体背面) - マウスとキーボードの無線レシーバー、音声用の無線トランスミッター、ヘッドホンアンプ、スピーカー

  • USB-C - ノートPC(映像入力、データ転送、電源供給)

  • HDMI - Apple TV(映像入力)

本体左下にあるUSBとUSB-Cには常時接続はしておらず、必要なときだけ使っています。LANポート、イヤホンジャック、出力用Display Portは使っていません。

このモニターがUSBハブとして優秀なのは、2台のPCと接続した場合、USBケーブルを差し替えることなく、どちらのPCからも同じUSB周辺機器を使えるからです。僕の場合、マウスとキーボードの無線レシーバー、音声用の無線トランスミッター、ヘッドホンアンプ、スピーカーを、デスクトップPCとノートPCのどちらからでも使うことができます。他にもSSDやHDDなどのストレージ、マイクやウェブカメラを2台のPCで共用できるため、複数のPCを使っている方には非常に便利ですね。多数のUSBポート、LANポート、イヤホンジャック、映像出力用Display Portがそろっているため、USBハブというよりドッキングステーションに近いかもしれません。

このモニターを買う前に注意すべきところ

スピーカーが内蔵されいてない

ハイスペックなモニターにもかかわらず、スピーカーが内蔵されていません。普段からイヤホンやヘッドホンを使う方ならいいですが、スピーカーから音を聞きたい場合には別途スピーカーを用意する必要があります。ちなみに、僕はAudioengineのA2+というスピーカーを使っています。

IPS BLACKに期待し過ぎてはいけない

先ほどこのモニターの良いところとして紹介したIPS BLACK、IPSパネルにしては高コントラストなのは間違いありませんが、iPhoneにも採用されている有機ELと比べると、両者のコントラスト比には比べものにならい程の差があります。IPS BLACKが2,000:1なのに対して、iPhoneの有機ELは2,000,000:1です。

実際に並べてみるとこんな感じ。

画像にすると分かりづらいですが、実際に見ると結構な差があります。

コントラスト比1400:1のIPS液晶が使われているiPadmini6よりは黒が引き締まっていますが、有機ELのiPhoneと比べるとまだまだ白っぽいですね。IPSパネルとしては高いコントラスト比ですが、有機ELには及ばないということは覚えておいてください。期待して購入したものの、がっかりしてしまうかもしれません。だったら有機ELのモニターを買った方がいいと思うかもしれませんが、価格が跳ね上がります。

半年以上使ってみての感想

そもそもハイエンドモデルということもあり、機能的にはあらゆるモニターの中でも最高クラスのため、購入時から今まで不満はまったく感じていません。デザイン、画質、機能、全てに満足しています。

まず、毎日使うものなので、デザインには妥協しなくて正解でした。お気に入りのモニターの前なら仕事も動画編集も気持ちよくできます。また、サイズが大きいこともあり、部屋の中でも存在感がありますが、洗練されたデザインのおかげで悪目立ちせず、デスク周りもスッキリした印象になります。使用頻度の多いものほど気に入ったデザインのものを使うのが大事ですね。

実用性の面で最も利点を感じたのは、USB-Cケーブル一本でノートPCとの接続が完結することです。僕は出社とリモートワークの頻度が半々くらいなので、その切り替えが楽なのはとても大事。リモートワークのたびに重たい専用の電源コードを持ち運びたくないですし、朝から準備に時間をかけたくもありません。USB-Cに対応したモニターなら、バッグからノートPCを取り出してケーブルを一本だけ挿せば、それだけでリモートワークの準備が完了します。ギリギリまで寝ていても大丈夫。

それ以外にも、日常的に使う中でデザインや使い勝手の良さを感じることがよくありました。そして、各種ポートが豊富で拡張性が高く、PCや周辺機器の変更などデスク周りの変化にも柔軟に対応できることは、今後もかなり役に立つと思います。決して安くはないので、買うときは少し怖かったですが、このモニターして本当によかったと感じています。


ということで今回は、DELLのモニターU3223QEの長期使用レビューをお 届けしました。気になった方はぜひチェックしてみてください。Harushikaした。ではまた。



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