ちびまる子ちゃんから考える「豊かさってなんだろう」
8年くらい前の話。
何気なくみてたアニメ「ちびまる子ちゃん」にすごく心が揺さぶられて、本当の豊かさ、本当の贅沢ってなんだろうな、と考えさせられた。
そのストーリーは、こんな感じ。
まる子のおばあちゃんは、もうすぐ誕生日を迎える。
でも、欲しいプレゼントが思いつかなかった。せっかくの誕生日なんだから、贅沢しなよ、とまる子。
おばあちゃんは、「まる子たちの顔を見ながら毎日話せることが、何よりの贅沢だねぇ」としか言わなかった。
ある日、破れた足袋を縫い直しているおばあちゃんを発見したまる子は、「買い直したら?」って言うんだけど、
「昔は洗濯も掃除も全部手でやってたから、縫い直すことくらいどうってことないよ。買い直すなんて贅沢だよ」と答える。
まる子は思った。
「いっぱいお菓子を買ったり、宿題しないでこたつで漫画読んだり、何か高いものを買うことが贅沢だ」と。
まる子は、倹約家なおばあちゃんにどうしても『贅沢』をプレゼントしたかった。
後日、
「まる子や!贅沢が思いついたよ!」
おばあちゃんが思いついた贅沢は、おばあちゃんがまだまる子くらいのときに
仲良くしていたおけいちゃん(北海道に嫁いでしまって、数十年間年賀状だけの仲になっているという)に電話をかけることだった。
その日の夜、
「何も用がないのに静岡と北海道で長距離電話だなんて、すごい贅沢だねぇ」
と楽しそうに電話するおばあちゃんがいた。
本当に便利になった現代。
何でも手に入るようになったからこそ、
「もっと美味しいものが食べたい!」「もっと高級な物を持ちたい!」「もっと大きな家に住みたい!」「もっと○○したい!」もっと、もっと……
って欲がどんどん溢れちゃうけど、こんなこと以外にも実はもっと身近に
「贅沢」が転がってるんじゃなかなぁって思う。
いろんなものが当たり前の時代になった今、
『当たり前を当たり前と認識する力』が求められる。
贅沢は身近に転がっている。
何かを迷う選択肢があることも、毎日朝日をみれることも贅沢。足るを知れ、と言い切る訳ではないけど、もっともっと、ってなると、結局ないものねだりが発生する。
「あー仕事辛いからやめたい」とかね。辞めたら辞めたでお金やステータスややりがいがなくなってあー働きたい…ってなるくせに思っちゃうよね。
真のゆたかさ とは、
日常の些細なことにも幸せや贅沢を見つけられること、
自分で自分を満たしてあげることができること を言うんじゃないかなぁと思う。
そして、そのゆたかさを知っている人こそが、これからの時代自分の芯を強く持って生き生きと自分らしく人生歩んでいくんだと思う。
(画像:https://bangumi.skyperfectv.co.jp/S/?uid=c18896110)
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