諸行無常の響きあり。
今年、胸に留めておきたい言葉。
これまでずっと、人生のどこかには「安定」があるのだと思っていた。
職場、恋愛、友人関係、、
これっていう正解があって、それさえ見つければ一生安泰で生きていける。
そう信じて、正解探しの旅を続けていた。
けれども、そうではない。
自分にやりたいことが見つかれば、別の職場が理想になるし、一緒に働く人たちも次々と入れ替わっていって、居心地は変化していく。
他人も、環境が変化すれば考え方、価値観が変わっていって、相手に抱く思いが違うものになる。
私だって、ほんの数年前と比べても人生における優先順位は変わっている。
人には絶対はなくて、ずっとはない。
寂しいけれど、誰にも止めることはできない。
何千年も前から、人々はそれを諸行無常と言って受け入れてきたのだから、それが世の常なんだろう。
もちろん、変化するもの全てが自分からは離れていくわけではない。
変化は成長の、生きている印だから。
寂しいものは寂しい。
この感情は大切にしてあげよう。
だけど悲観的にならずに、「響きあり」に込められた余韻を味わうべく、展開を見守る余裕を持っていこう。
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