生成AIの力を借りて、忙しい毎日でもクリエイティブに!
はじめに
先日京都旅行に行った際に戦国時代のRedBullこと「抹茶」に出会い、楽しんでいるADAYです、こんにちは。コーヒーはおなかが痛くなることがあるので、その替わりにと思い立ち試していますが、かなりいい感じです。
さて、楽曲制作やジャズピアノ演奏で日々奮闘している私ですが、今日はちょっと違った角度のことをお話しようと思います。それは、生成AIをどう活用しているかという話です。最近何かと話題を欠かない生成AIがいかに私の活動を充実してくれているか、その一端をお伝えします。結論から言えば、苦手を克服してくれるとても優秀なパートナーになってます。どなたかの参考になると嬉しいです。
AI活用の背景
生成AIとの出会いは、2023年始頃に落合陽一さんの話を聞いたことから始まります。これまで創造的なことは人間にしかできないと思っていましたが、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、クリエイター活動に新しい風を吹き込むかもしれないと感じ、積極的にAIの利用を開始しました。これが、私のクリエイター活動をまた1歩充実させるきっかけとなりました。
今回は私の備忘も兼ねて、以下の2例を紹介しますのでよろしければ参考にしてみてください。
①画像生成AIを活用したアイコン作成
使用したツールGPTs「Chill&Lofi Music用画像生成」について
音楽クリエイターの皆さん共通の悩みとして、「どこで音楽を公開するか」という問題があると思います。中でもYoutubeはすべての人がアクセスできる身近なプラットフォームとして優れていると思います。しかし、Youtubeに投稿するためには「動画」を作成する必要があり、背景画像になるようなかっこいい画像を仕入れるのに苦労したりします。
そんな方にお勧めなGPTsが、HIRONOBU NAKAKUBO様の作成された「Chill&Lofi Music用画像生成」です。いつぞやから、ChatGPTにDALLE2が組み込まれるようになっており、意図も簡単に思い描いたシーンを現実にすることができます。
こちらの動画で紹介されているので気になる方は是非チェックしてみてください!(この先で実際の私の使い方も紹介します!)
そして今回、これを活用して作成したのが、私のクリエイター活動用で使用するためのアイコンです。「レコードはそういう風に飾らないでしょ」とか、「ペダルの数多すぎじゃない?」とかいろいろと突っ込みたいところはありますが、個性のあるそれっぽいアイコンが作成できました。
生成AIに渡した情報
画像生成にあたっては、以下のような具体的な情報を入力しています。
シーンの場所:小さなジャズ喫茶、壁には本やCDが多数収納されており、落ち着いた雰囲気、少しデフォルメ
メインキャラクターの性別や雰囲気:男性、集中してピアノを演奏、自分の世界に没頭、黒色のシャツを着用、グレーのジャケットを着用、30歳、ヘッドホンを着用
希望する画像のサイズ:正方形
作りたい画像の枚数:1枚
生成AIとのやりとり(実際の内容)
実際のやり取りを載せています。本当にこれだけです。ビビります。
なお、生成に必要な時間は1minほど。末恐ろしい。
②楽曲の歌詞作成
ゲーム「文無し行商人の遺跡探索」への楽曲提供
2023年度のなす太郎氏のゲーム作品「文無し行商人の遺跡探索」ですが、私はこちらに楽曲提供をさせていただいておりました。そして、こちらのゲームなんと下記コンテストで2位を獲得され、私の作った楽曲を非常に多くの方々に聞いていたただき、ゲームの投票コメントでも好評を頂きました。
新曲「いせき☆たんさく」の創作過程
さて、その中で今回取り上げるのは、「いせき☆たんさく」という楽曲です。この楽曲は、ゲームを起動した際のタイトル画面で流れるBGMで、すべてのプレイヤーが聴くことになるため、普段とは少し異なる作り方をしてみたいと考えました。
テーマソングのような雰囲気になるとよいなと思ったので、普段はあまり作らない歌詞を考えてみることにしました。しかしながら、作詞についてはまったくもってセンスがなく、なにより恥ずかしい気持ちが勝ってしまいました。
そこで、まず初めに生成AIさんに作詞をしてもらうことにしました!
(当時の正確な記録が残ってないので再現ですが・・・)
歌詞作成の手順
ここで、「歌詞に取り入れたい言葉やフレーズがあれば」と提案してくれたので、「いせきたんさく」という言葉を入れたいとお願いしてみます。
このように具体化していくとなんとなく雰囲気が見えてきます。そして、キーワード「いせきたんさく」を先頭に持ってくることでよりキャッチーさを出せるのではと気づきました。
このように、思いつきで生成AIに尋ねてみることで、少しずつ考えていることが具体化していく、面白い経験をすることができました。
楽曲の最終形態と提供情報
ただし、実際に出来上がった楽曲には、メッセージ性が出すぎてゲームの世界観を損なうことを避けるためボーカル・歌詞は入れず、インストになってます。
こんな感じで、この曲には実は裏に歌詞があったんですよというネタ晴らしでした。ゲーム内もしくは下記リンク内でDLすることができます。
ご視聴はこちらからどうぞ!
読者へのアドバイス
長文になってしまいましたがここまでご覧頂きありがとうございます。
何が言いたいかというと、AIとの付き合い方って結構大事なんじゃないでしょうかということです。クリエイターにとっての敵と思われる部分も確かにわかります。私は楽曲制作をメインで活動しておりますが、音声合成系の生成AIもどんどんクオリティが上がっており、聞き分けがつかないレベルになってきている現状に対する戸惑いがないかと言われるとウソになります。ただ、もうできるようになってしまったものは仕方がないと思うんです。そして、うまく活用できればクリエイター個人の可能性を更に伸ばしてくれるツールであることもまた間違いありません。
あとは活用方法についてですが、プロンプト(命令)の書き方一つで結果が全然違うので、明確に自分の意図を伝えるよう心がけましょう。そして何より、AIが出した答えに自分なりのアレンジを加えることが大切。そこに「個性」が出ると思います。
結論
生成AIって、本当にすごい時代になりました。この便利なツールを使って、皆さんも是非創造活動に挑戦をしてみてください。何か面白い発見があれば教えてください。この記事が皆さんの何かの役に立てば幸いです。またね!
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