Plazma X
1番最初の投稿で何にしようか悩みました。が、バンドやお仕事での先輩方でもあり、最近お仕事もさせて頂いたのでこちらのバンドを紹介しようと思います。
80年代広島をホームに活動していたバンド「Plazma-X」です。
ベストアルバム「WHITE SHADOW 1986-1989」が2021年にはイタリアの「F.O.A.D RECORDS」からLP盤、2022年にはマレーシアの「Black Konflik Records」からCD盤が発売されました。LP盤400枚、CD盤400枚共に数量限定での販売、そして即完売。
広島のインディーズシーンを中心に活動し、ツアーでもほぼ西日本のみ、国内に置いても正式なリリースをしていないこのバンドが何故こんなにも人気が高いのか?かなり疑問でした。そこから色々調べたり元メンバーに話を聞いたりしてみました。最終的にはメンバーにインタビューという形で映像も撮りました。アルバムの内容やこぼれ話等はYoutubeにアップされているインタビュー(?)の方をご覧ください。
リンクにはその1貼りましたが、全部で12個あるので是非。
さて、話を戻しますがこのバンド。海外からの需要が高いみたいです。80年代当時の広島、独自の進化を遂げたバンドシーンが在りました。「THE STREET BEATS」や「UNICORN」等のロックシーン。「TUSH」や「FYST」等のジャパメタシーン。「愚鈍」や「Chicken Bowels」、「Half Years」等のハードコアシーン。違ったカッコ良さを持ったシーンが広島には混沌と存在していました。特に広島のハードコアシーンで活躍したバンドは海外の方々から評価が高く、当時のレコードやそのシートがうん万円で取引されたりしている様です。
「Plazma-X」は元メンバーに後の「Chicken Bowels」のメンバーやらがいるもんなのでハードコアシーンから入って知る流れが多いみたいです。まぁドラムのNOBUさんが「自我」というバンドでドラム叩いてたのもかなり大きいです。
サウンドとしては最初のころは当時流行っていたジャヤパニーズメタルのサウンドにパンキッシュなボーカルを乗せた感じ。ドラムもセットはツーバスセット組んでいましたが、ワンバスで速く頑張るスタイル。在りそうでなかなか無い感じなんです。後半の迷走期はジャパメタからポジパンみたいな感じに変化していってます。歌詞の感じも前半はどこか幻想感を匂わす内容から後半は凄く現実感の強い歌詞に変わっています。ちなみにベストアルバム内のライナーノーツに書いてある歌詞は実際の歌詞と明らかに違う所もあるのでその辺も気にしながら聴いてみると面白いです。
前半はこんな感じ。
後半はこんな感じ。
雰囲気が大きく違うので本当に同じバンドなのか疑うレベルです。ただ、活動中一貫して歌メロがしっかりしてて聞きやすいバンドなのでジャパメタそんなに聴かない人でも聞きやすいと思います。
気が付けば自然消滅したバンドでした。一応こんな映像もありますが「Plazma-X」という名義で語って良いのかは判りません。
ボーカルさんが違うのと曲も総入替。NOBUさんも忘れていたぐらいでしたから。
もし機会があれば音源なり映像なりチェックしてみて下さい。ハマる人にはハマると思います。では。
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