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30年前の私の洋服を娘26歳が着るサステナブル

実家のクローゼットには何となく勿体なくて処分出来なかった洋服たちが何着か眠っています。30年前、今の娘の年齢と同じ年頃に着ていたものです。

私が20代の頃は今のようにファストファッションなんて普及しておらず、通勤の洋服も少ない給料の割には結構な金額をつぎ込んでオシャレを楽しんでいました。洋服だけでなくバブル臭がプンプン漂うブランドのバックや腕時計、ジュエリーにも給料のほとんどがそれらに消えていました。

結婚、出産、育児を経験する中で20代のころに購入したものは出番がなくなりフリーマーケットやリサイクルショップなどを利用したりしてきましたが、購入した当時の思い入れが強くて手放せないものも幾つか残っています。

最近のファッションは当時のものと少し似ているなと感じていたので、眠っていたチェックのジャケットとスカートのセットアップを娘に見せてみると、想像した通り「可愛い!着たい!」と好印象。早速ジャケットをお直しに出して肩パッドを取り除き、肩幅の寸法を詰めてもらうと見事に『昭和』から『現代』によみがえりました。スカートは巻きスカートのミニ丈だったのでロングブーツとタイツに合わせてお直しせずに履くことができました。お直し屋さんにも、「生地や仕立てがとても良いものなので娘さんはラッキーですよ!」と言っていただき大満足な私でした。そして何よりサステナブルです。

勝手に「古いもの」と決めつけられて出番を終え葬られたモノたちも実はまだまだ生きる道はあって、それらは時代を超えて今の若い子たちが身につけると不思議なくらい古臭さが消えてまた輝きを取り戻したのです。

動かなくなって引き出しの奥にしまいこんでいた腕時計も修理にだして、ベルトを替えて。当時お付き合いを始めて最初のクリスマスプレゼントに夫から「これからも同じ時を刻みたい」笑)なんて今書いていても吹き出してしまうような甘い言葉と一緒にプレゼントされたものが、30年後には娘の腕で時を刻んでいるなんて
、、、これからどれ程の娘の人生の「時」を刻んでいくのかな?なんて思いを寄せて、ほんわかします。

どんなものも丁寧に愛情をもって長く使っていきたいし、次の世代に受け継がれていくことはモノにも人にもなんて幸せなことなんでしょう。

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