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子宮筋腫で人生初の手術をした話。その3

子宮筋腫治療の記録シリーズ第3話です。

↑いきさつ、入院1日目についてはこちらの記事をご覧ください。

入院2日目:手術日

ついに来ました手術日当日(9月30日)。
しかし目が覚めたのは4時台。こんな日ぐらい早起きしないで普通に起きたい。仕事の日じゃないんだから。とりあえずちょっとだけ二度寝してトイレに行きました。

…カラン。

…カラン?! まさか外れた?!
用を足すより前に、前日の夕方挿れた器具が外れてしまいました。うわぁやってもうたと思いつつ即ナースコール。
生理中だししょうがないよ、と来てくださった看護師さんは言ってくださったけどひたすら謝罪するワタシなのであった。
器具が外れがてらそのまま朝の検温・血圧・パルスオキシメーター測定と浣腸処置。最低待機時間の3分がしんどかった…(−_−;)

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朝のうちに部屋着から手術着+弾性ストッキングに着替え。ちなみに弾性ストッキングとは医療用のメディキュットみたいな靴下で、足の甲の部分に穴が空いてます。

11時までなら飲み物(水・ノンカフェイン茶・スポーツドリンク)OKではあるけど持ち込んだ飲み物が生茶、がっつりカフェイン入りの飲み物だったので自販機で水を購入。売店はキャッシュレス対応だけど病棟の自販機は現金オンリーでした。

10時前に再び子宮頸管拡張器具を挿入。前日夕方に挿れたものより太い器具を投入。挿れるときはやっぱり痛いもののその後の腹痛は1回目ほどひどくなかったです。ちなみに、拡張器具を挿れた帰り道は2回とも車椅子移動でした。
点滴もこのタイミングで開始。

しかし手術は15時スタート。相変わらず暇である。
早く時間すぎないかな〜なんて思っていたら看護師さんが来て「手術が14時20分スタートになりましたぁ」と教えてくれました。
時計を見たら14時10分。おいあと10分後じゃねぇか!!さっきまで暇をぶっこいてた余裕はどこへやら、急にドキドキしだす(笑)
検温と血圧測定、トイレを済ませていざ手術室へ。徒歩で移動です。

手術室の入り口で手術担当の看護師さんとご挨拶。不織布製のシャワーキャップみたいな帽子をかぶり、中に入ってメガネとマスクを預けつつ手術台に仰向けで寝ます。台がほんのり温かくて居心地が良かったです。
今度は麻酔医の先生と挨拶をして、酸素マスクを装備。手術台に身体を固定している最中に落ちてしまったのでここから記憶がありません。
麻酔はいつどうやってかけたんだろうか…?

気がついたら先生とか看護師さんといった医療従事者の皆さんや付き添いで来てくれた母に囲まれ次々と声をかけられました。寝てるところを起こされた感じとメガネを取られているので正直何も見えないし(※超がつくほどのド近眼のためメガネがないと全然ダメ)、頭もぼやーっとしてるので反応するのがやっとでした。なんなら何しゃべったかも覚えてないくらい。尿管カテーテルと詰め物の綿を入れてるせいで尿意に襲われ続けてる感覚があったのは鮮明に覚えてるのになぁ🤔

次に気がついた時には自分の部屋に戻って来ていました。
酸素マスク、点滴、心電モニター、尿管カテーテル、血栓防止用脚のマッサージマシンと色々な管に繋がれてました。他人様の治療ブログからの事前情報はあったけど改めてすごい状態だわと思う。
回診に来てくださった先生に「1回で全部取りきれましたよ」って言われたのと、看護師さんに「寒くない?」と声をかけられたり患部からの出血具合を確認されたり一旦点滴を外してもらったり飲水解禁のタイミングで水を飲ませてもらったりした記憶はあるけどやっぱり不鮮明。
そういや、部屋に戻ってからだったか安静時の脈拍数が30後半しかなかったらしく、看護師さんにえらく心配されました。布団にすっぽり入ってるのに寒くてしょうがない感覚がしたんだがそれのせいか。

入院3日目:術後翌日、安静

意識が復活したのは3日目に入ってすぐの10月1日深夜2時前。何もこんな時間に意識がはっきりしなくたっていいじゃない。朝までどうするのさ。
…言うても何もできないので寝返りしたり目を閉じてまた寝落ちするのを待ちながら過ごしました。

6時を回って看護師さんが来て朝の検温・血圧測定チェック。採血も一緒に実施しました。その後酸素マスクを外し、貴重品ロッカーに収めていた携帯も解放になりました。とりあえずただ寝返り打つだけの暇しのぎから卒業(笑)

7時になりホットタオルとうがい水を持ってきていただきました。ほかほかタオルが気持ちいい。続いてほうじ茶が配膳されました。久し振りの味つきの飲み物、まずいわけがない。

そして約36時間ぶりの食べ物!
おかゆ、海苔の佃煮、わかめと玉ねぎの味噌汁、サラダ、ウインナーソテー、牛乳でした。ご飯が食べられるというのはなんとありがたいことか。

9時を回った頃に主治医の先生ご来室。早朝の採血検査の結果通知に来てくださいました。結果は問題なし。
またしばらく暇を持て余し、11時を回ったぐらいで脚のマッサージマシン、心電モニター、尿管カテーテルから解放。なお、詰め物の綿は夜の時点で取ってもらってました。やっと自由だぁぁぁ!!
手術着からパジャマに着替え、約21時間ぶりに立ち上がる。頭がふらふらしながらも自力でトイレにも行けました。

昼食の前に点滴2本を打って検温&血圧測定。やや微熱の37.4度。そういや意識はっきりしてきたぐらいから今度は逆に暑かったもんなぁ。

昼食は親子丼、すまし汁、中華風の和え物。
美味しい。心の中でまた「うまい!」を言いまくっていたw

食後、また暇持て余しタイムを過ごしていましたが、身体の火照りが治らないので気分転換とおやつの買い出しも兼ねて売店へ。奮発してハーゲンダッツのみたらしくるみ餅味を購入しました。甘くて冷たくて美味しい〜!

アイスを食べ終わった頃に点滴の薬がなくなったので看護師さんに確認していただき、そのまま点滴の注射針も撤収。これで完全に管から解放!
続いて夕方回診にいらした先生より明日診察して問題なければ退院と嬉しいお知らせをいただきました。入院生活、あっという間だ〜。
16時15分以降(術後24時間経過がこの時間でした)ならお風呂入ってもいいよ、ってことで夕方に2日ぶりのお風呂へ。シャワー浴でも嬉しい!

お風呂から戻ったら夕食が配膳されていたのでそのまま夕食タイム突入。
メニューはごはん、魚のチーズ焼き、まさご和え、ニース風サラダでした。
夕食を食べ終えた頃に看護師さんが今後3日間食後に服用する抗生物質薬を持ってきてくださいました。

だいぶ長くなってしまったので一旦この辺で。
次は退院日をあっさり書きつつ入院持参品の紹介をします。