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豊洲ピラから俳優さんを追っかけて歌舞伎座へとテレポスフィアを使った話。

こんにちは、はるりんpicです。

タイトルが色んな要素混ぜすぎて戯言を言ってる状態ですが、
FFX歌舞伎をきっかけにある俳優さんにハマってしまい彼の出演する古典歌舞伎を観に歌舞伎座に行ってきた、というお話です。

FFX歌舞伎を見てぜひ古典歌舞伎も見てみたいと思うようになったのですが、
FFX歌舞伎2回目鑑賞あたりから尾上松也さんのお芝居にすっかりハマってしまったのもあり、
初めての古典歌舞伎は5月の歌舞伎座公演(昼の部)に行くことにしました。

…芸能人の推しができたのとか小学生の時ぶりですよ(震&滝汗)

今川氏真もマウイも後鳥羽上皇もスルー(失礼)だったのにシーモアが爆裂どストライクをキメてきたのは
やっぱりシーモアがワタシの嗜好でもある陰のあるキャラだったからでしょうか?🤔

前にもチラッと書きましたが、強いけど陰のあるキャラがなんか好きだし闇堕ちものも何だかんだ見ちゃうタイプなんですよね。
ミカサ(進撃の巨人)とかアスカ(エヴァンゲリオン)とかキコル(怪獣8号)とか。
例に挙げたキャラクターは皆女子ですけど。
『進撃の巨人』も『鎌倉殿の13人』も見てるのしんどい見てたら病むと言いながら最終回まで見届けてるし。
その理論でいくと『スターウォーズ』Ep.1〜3とアナキンにもハマるかね?

…話を戻します。

せっかく初めての歌舞伎座で推しの勇姿を拝見するので初心者にオススメの座席を調べてチケットを確保。
イヤホンガイドの予約もして観劇当日に備えました。

おなじみの外観

用事があって寄り道したため歌舞伎座に着いたのが開演20分前。お手洗いと筋書き購入をささっと済ませて何とか開演に間に合いました。

鑑賞席からの眺め。
iPhoneカメラの広角側で撮ってこんな感じです。

昔ながらの劇場だからか、想像よりは規模が小さくて
1階でも後ろから数えたほうが早い番号の席でしたが双眼鏡がなくてもある程度は俳優さんたちの顔が見えました。
ちなみに双眼鏡の倍率は8倍でちょうど良い感じ。※個人の感想です。
花道側のブロックで見たから揚幕から出てくる瞬間や帰る場面はもちろん、揚幕裏からの台詞もばっちり。
今回松也さんが出演された『寿曽我対面ことぶきそがのたいめん』は揚幕からの登場だったので初っ端から近くで見られました。
オススメ席の解説を載せてくださった歌舞伎の有識ファンの皆さんありがとう。

『寿曽我対面』はちょうど『鎌倉殿の13人』と同じ時代のお話で、登場人物は聞き覚えのある名前がほとんどでした。
そういや最近見返した『鎌倉殿』で工藤祐経(我が家 坪倉さん)が幼い兄弟に石投げられてたよなーあれ曽我兄弟だよなーなんて思い出してたら
もうそっから工藤祐経ってこんなに偉かったっけ? と頭から離れなくなってしまいました(^^;
※『寿曽我対面』は工藤祐経が富士の巻狩りの運営責任者に任じられてそれを祝うところから話が始まります。

松也さんは血の気の多い曽我兄弟の弟・曽我五郎時致の役。荒っぽいキャラクターの役は初めて見ました。

めっちゃ舞台をバンバンドカドカ鳴らして入ってくるし(結構音が大きいのでビビったw)、隙あらば祐経⚫︎ス!なオーラ全開だし、感情抑えられなくて色々物壊してるし。
FFX歌舞伎でキマリ(坂東彦三郎さん)が名乗りのときにやってた「カーッ! カーッ!」ってやつもやってました。

いや、これ完全にこの役のキャラやん。松也さんの熱いキャラ役初めて見た。
ホントにシーモアとか赤胴鈴之助(まったり!赤胴鈴之助)と中の人一緒なん? ってかシーモアと鈴之助でもキャラ真反対だけど。
演者さんによっては中の人のキャラ全開だったりしますけど、松也さんはそれを感じないからすごい。

あと声もめちゃくちゃ通るから後方席でも聞き取りやすい。
腹から声出せる人羨ましい。←仕事でたまに声出すけどすぐ喉をやっちゃう人なので

加えて、今回の観劇でも目が合いました。
いや、ワタシの席の延長線上に正面向いて腰掛けてる松也さんがいらしただけと言うべきか。
そこもハマっていった要因なのかなぁ🤔

ちなみに『鎌倉殿』の仁田殿(ティモンディ高岸さん)はこの真逆、中の人全開なトコが逆に良いという理由で推しになりました。
きっかけがどこに潜んでるか分からんwww

そんなこんなで『寿曽我対面』は見入ってたらあっという間に終演。楽しい時間は経過が早いものです。

そのあとは團十郎さんの『若き日の信長』、先日の『どうする家康』にも出演されてた尾上眞秀くんの初舞台演目『音菊眞秀若武者おとにきくまことのわかむしゃ』の上演が続きます。

團十郎さん、目力が強かった。
すごくギンギンしてた。(語彙力
CMとかでは見てるけど生だとやっぱり違う。迫力満点でした。

眞秀くんは立派にお役を勤められていました。
ホントに10歳?
台詞を言う度に客席から親戚のおじちゃんおばちゃん的なウフフという笑い声が出たのも微笑ましかったです。

眞秀くん出演の演目にはFFX歌舞伎俳優さんが多く出演されていたんですが、役が違うと全然分からんですね。
一番びっくりしたのは菊之助さん。
爽やか青年ティーダと打って変わって今回は国守の奥方さまの役だったので拵えは当然女性だし発声も女方のそれなのでだいぶ混乱しました。
「ホントに菊之助さん?」と双眼鏡でガン見したもの。

梅枝さんもルールーとはまた違う女性だったなぁ。
ルールーは辛い経験をしてきた人の重みを感じる声だったけど今回のお役はトーンが高めの女性でした。
舞も相変わらず美しい。

萬太郎さんは逆にオオアカ屋を思い出すポップな感じでした。
\オオアカ屋ぁ!!/ って言いたくなりますw

借りていたイヤホンガイドは、絶妙なタイミングで
「今から台詞を言うのはこの俳優さんだよ」
「これからこんな場面だよ」
「この場面で出てきたのはこういうことだよ」
と紹介や解説を入れてくれたので非常にありがたかったです。

信長と若武者は途中幕を下ろして場面転換をするのですが、その時にも解説をお話してくれるので退屈せずに済みました。

今回は昼の部だけを堪能してお開き。
帰りがけに歌舞伎座のお稲荷さん参拝とブロマイドを購入しました。

歌舞伎座名物、めでたい焼き。

歌舞伎座に観劇マナーが酷い人がいると聞いてしまい最初はどうなることやらと心配してましたが
幸い何にも苛まれることもなく楽しむことができました。

FFX歌舞伎観劇からの古典歌舞伎を観て、FFX歌舞伎は歌舞伎の美味しいところを上手いことまとめてくれていたんだなぁというのを実感しました。
六方はあったけど連獅子は演目にないから毛振りは当然ないし見得もFFX歌舞伎ほどバンバン決めてなかったし。

イヤホンガイドによれば歌舞伎も色んな種類の演目があるみたいなので、また機会があれば古典歌舞伎を観に行きたいと思います。

次は7月のとうらぶ歌舞伎じゃー!
ってあれ、新作ものじゃん!www

…結局観劇の決め手は俳優さん、お後がよろしいようで🤣