no ojisan
おじさんキャンパー、おじさんカメラマン、おじさんチャリダー、おじさんプロクラブプレイヤーetc…
こんな風に、自分に “おじさん” の枕詞をつけて表現する人は多い。端的に年齢層を伝えられるので添えたくなる気持ちはわかる。でも、わしはわざわざ自分からおじさんを併記したくない。
なぜなら ”おじさん” というワードが「残念な」「頭の固そうな」「口が臭そうな」そんなマイナスのイメージを引き連れてくるから。ま、まあ、それも大体合っているかもしれない。しかし、そんなネガティブな印象を自ら与えてどうするという話。「キャンプしてはしゃいでいるけれど、おじさんなのに頑張っているから許してちょ」なんて引いたフリして許しを乞う下心にも見えてしまう(本意は違うにしても)
(おじさんだなぁ)と思うのは相手の感じ方次第であって、わざわざ自己申告して印象を落とさなくても。堂々と「キャンパーです」でいいさね。
そんなわしも、年齢と共に若い世代との感覚がズレてきていると常々感じる近今だけどさ。それでも「おじさんだから」を言い訳にせず、マイ感性を推し進めてどんどんズレていきたい。赤瀬川源平『老人力』の領域を目指して。