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山アイロン部 in 入笠山(1日目)
雪山に登りたい。
ビーフシチュー食べたい。
アイロン掛けたい。
そんな夢を叶うべく山アイロン部が向かったのは入笠山。ゴンドラで1,780mまで上がり、そこから2時間程度で山頂を望めるので雪山経験の足りない我々にはうってつけの山だ。
中腹にある『マナスル山荘』のビーフシチューは絶品と名高い。1日限定50食。ビーフシチューのために登る人も数多くいる。そんなん聞いたら食べたい食べたい。出遅れると終わってしまうこの一品を確実に食べる方法がある。それは山荘に泊まること。宿泊客は優先的に注文できるシステムなのだ。そこで我々が立てた計画は、初日はまっすぐ山荘に向かってビーフシチューを味わい、2日目に山頂に登るというもの。ゆる登山万歳。
心配していた雪雲は前日に過ぎ去って、週末にもたらされたのは青空と出来たてsnow cake。
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予定通り、ゴンドラ山頂駅から1時間ほどでマナスル山荘に到着。宿泊の旨を伝えてビーフシチューを注文。混んでいたけれど、タイミングがよくて小屋内のテーブルに座ることができた。
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噂のビーフシチュー。ほほ肉をワインと蜂蜜で2日間煮込み続けるという。スプーンをさし入れると湯葉のようにほつれて、口の中に運ぶと赤ワインの芳純な味わいが伝わる。お、おいしい。
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午後はハイパーまったりタイム。スノーシューを借りて散策。アイロン掛けたり、山小屋の犬(アジくん)と遊んだり。
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夕食も最高だった。塩釜ローストポークや地元食材のバイキング。ウイスキーもワインも進んでいい気分。あれ、わし今山にいるんだっけ。
食後は宿泊客全員でナイトハイク(夜の雪の上で仰向けになって星を眺める狂気の企画)に参加。とはいえこの日の冷え込みは穏やか。雪山の夜から連想される深刻さは無くて、夏のキャンプ場の夜にタープの下で寝るのと大して変わらない心持ちの自分。案内されるままに少し歩いて雪の平原へ。簡易マットを敷いて横たわる。地表の冷たさはほろ酔い熱で相殺。標高1,800m、遮るものがない夜の空。ゆっくりと目を開けると、満天の星空が煌々と・・・輝いてはいなかった。残念ながら霞んでよく見えなくて。めげずに山小屋の店主(星座ソムリエ資格あり)が尊い解説をしてくれる。目を閉じて星を感じた。
2日目に続く。