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【美容】日焼け止めについて②

前回は日焼け止めに関する質問に回答させていただきました。
今回は日焼け止めの使い方・応用について。

日焼け止めで大事な3つのポイント
①規定量使う
②塗り直しをする(理想は2〜3時間おきに)
③毎日ていねいに洗い流す


よく目にするポイントです。やっぱりここはおさえておきたいところ。ただ、矛盾を孕んでいるんですよね。悩んでいる方も多いと思います。今回はその点についても抜け道を書いておきますね。

①規定量使う

そのまま読んだとおりです。パッケージに書かれている量を使ってください。お高かったから〜と半分の量を使っていたら効果半減で日焼けします。規定量使わない使い方が一番もったいないです。お金を使っているのに効果の薄い使い方です。


Q.もったいなくて規定量使えない
A.惜しみなく使えるお値段に見直してもいいと思います。惜しんだ結果、被るデメリットを考えたら(乾燥・シワ・シミなどの肌への影響)規定量使えるものを使った方が断然良いですし、できてしまったトラブルを元にもどすのは時間も労力もかかるため、できない・つくらないための予防美容を夏は優先した方がいいです。

予防はコツコツとした地味な習慣の積み重ねですが、正しく身につけばおおきな差になります。なお、日焼け止めに関しては開封後できるだけ早く使い切った方がいいアイテムの代表格です。残りは年をまたいで来年に…もおすすめできません。効果が半減しやすい性質をもっているため、開封したら使い切るのがベターです。

極端な話、夏場は日焼け止めやUVケアアイテム(日傘などのツール)に比重をおき、多方面から紫外線カットを行い、他のものは少しランクを下げてもいいくらいです(他のアドバイザーには怒られそうですが)。ただし、スキンケアの「役割」を減らさない・穴をつくらないことが大切です。

これはあくまで月の予算がうまく組めない場合は、です。冬用のスキンケアから夏用のスキンケアにチェンジする場合に見直すのが使いかけをたくさん作らない購入ポイントですね。



②塗り直しをする(理想は2〜3時間おきに)

日焼け止め界の最大の矛盾です。
顔の場合、スキンケア→日焼け止め→化粧下地→ファンデーション→ポイントメイク
矛盾しかないですよね。化粧の序盤にある工程を塗り直しってどうするの??と思われても仕方がありません。私も宇宙猫案件です。

オフできる環境(日焼け止めしかつけない・洗顔可能)の方は、そのままこまめに塗り直しをしてください。規定量使ってくださいね。


Q.フルメイクしているので無理では?

A.フルメイクをしているひとの場合は、発想を少し変えるといいです。朝と同じ日焼け止めを塗る必要はないんです。お昼や午後のお化粧直しの際に使いやすいものをセレクトすると塗り直しが可能になります。
フェイスパウダー
パウダーファンデーション


これらにサンケア指数(SPF、PA)の表記があれば、補うことはできます。そのまま重ね塗りするとヨレヨレのムラムラになってしまうので、ぜひ下準備してからお直ししてください。

お直しのポイント
①ティッシュやあぶらとり紙で余分な皮脂をおさえて取り除く
②メイクの上から使えるミスト(メイクキープミストでない方が◯)を使うティッシュで顔全体をおさえた後、もう一度ミストを使う
※メイクの崩れがひどい場合はこの工程を挟む
③ミストを手でやさしくおさえてなじませる
④上記お直しアイテムを使う(パフはしっかり、ブラシはふんわりつけられます)



皮脂が浮いたまま重ねてしまうと、ムラづきで日焼け止めとしての効果が半減する・毛穴落ち・皮脂を長時間放置しておこる過酸化脂質の影響も気になるため、浮いた皮脂は取り除いた方が肌への負担と仕上がりの面でおすすめです。取りすぎには注意です。肌もこすらないでね。メイクキープミストはうるおい+皮膜形成するため、その上にメイクするには少々不向きのため化粧水タイプがおすすめです。

お直しの時間はできるだけ簡単がいい方は①④で。

そもそもお直し時間がない方は、耐久性の高い日焼け止めを使い、上級UVカットアイテムと内面ケアのトリプルコンボで、塗り直しできないことを補うのがベターです。トリプルコンボはお直しできる方・絶対焼けたくないマンにももちろんおすすめ。

仕上げのフェイスパウダーなし・ベースはナチュラルメイクの方にはこちらがおすすめです。乳液・UVカット指数高・少し色付き・うるおうのにサラサラ仕上がり。この組み合わせならポイントメイクを残して塗り直しも可能ですね。

エリクシール おしろいミルクC


③毎日ていねいに洗い流す

これが疎かな場合、肌トラブルにつながるので使ったら→落とすを丁寧にしてください。日焼け止めが毛穴に残るとかゆみを感じたり毛穴が埋まって鳥肌のようにプツプツすることがあります。近年の日焼け止めは耐久性が高いものも増えているため、「せっけんで落ちる」を過信しすぎないほうがいいです。

「落とす」それぞれの役割
クレンジング→油性の汚れを落とす(ファンデなどの油性メイク・皮脂汚れなど)
洗顔→水性の汚れを落とす(ちりやウイルスなどの大気中の物質・古い角質・肥厚した角質など)

ボディの場合は、ボディタオルを使えば物理的な摩擦もあって比較的洗い流しやすいですが(ガシガシこするのはNG)、手洗いで躰を洗っている方は残りやすいためより丁寧に洗う必要があると思います。

日焼け止めの問題だけでなく、夏場は皮脂の分泌量が増えるため顔はクレンジングと洗顔を使い、躰はボディタオルを使った方が効率よく落とせます。


正しく使っているのに効果が感じられない場合、使い方が間違っている・自分流になっている・盲点がある場合が多いです。
慣れているアイテムでもなんとなく使い続けていると大抵雑な使い方になっていくので、私は時々使用量や力加減をはじめルーティンとして正しいか振り返るようにしています。基本的な性格は大雑把なので…


余談ですが、使い方や使用量はあっているのに焼けてしまう方にくわしくお話しを伺うと、朝起きて、カーテンを開けて、朝食の準備・食事、掃除をしてから洗顔、スキンケア&UVをする、というケースはよく耳にします。室内といえどすでにそこそこの時間を丸腰の状態で紫外線を浴びていますので、毎日の習慣でしたら当然チリツモのため、見過ごせないポイントだったりします。お掃除をして汚れてしまうからその後に洗顔は生活のルーティンとしては合理的なんです。ですが、スキンケア・UV対策としてはあまりおすすめできません。

人によって生活習慣や使い方が異なるので、正しくても正しくないこと(??)がたくさんあります。アドバイザーにできることは限られていますが、ただこの商品が人気・売れてる・好きをおすすめするだけではありません。その方の悩みの要因は何なのか・どこにあるのかを手探りで探し当てて改善できる手段を押し付けずに提案する必要性があると私は考えています。

華やかそうに見えますが探偵のように根気と想像力と知識が必要なお仕事だなあと思いながら日々実践しています。

これを読んでいる方がご自身にぴったりな使い方が見つかりますように。

→質問がありましたらこちらで受け付けています

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