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私の実話 光の先の闇を見る人 04

それから新宿で私の新しいドキドキワクワクのネカフェ難民生活が始まった。

すごく楽しかった。
でもお金が無いから、毎朝9時にネカフェを出て新宿のマックの4階で外を見ながらケータイをいじる→歌舞伎町をウロウロする→マックに戻る→ウロウロする。
そして夜の24時くらいにネカフェに戻る。という生活をしていた。
それだけでも、東京に来たばかりなのですごく楽しかったし色んなことが新鮮だった。
その生活を1ヶ月ちょっとしてたある日、いつものように夜中歌舞伎町のTOHOの前にいたら風俗のスカウトに声をかけられた。私は決心をした。
私は生きるために初めて体を売ることにした。
そして2ヶ月目からは池袋のネカフェに場所を変えそこからぽっちゃりデリヘルで働き始めた。
緊張した。最初は怖かった。
でも私でも仕事はこなせた。待機中の女の子はみんな無言で、腕にリスカの傷が沢山あった。私は察した。

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