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困難に立ち向かうもの

『立ち向かうもの(スタンド)と俺は個人的に呼んでいる...』

このセリフをご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。
"Stand up to" で、スタンド。
以前は「傍に立つ "Stand by me"」から"スタンド"と呼ばれていたそう。

そうです。あの、スタンドです。
時を止めたり、生命を宿したりする、アレです。

ちなみに私は8番目のお話が好きです。
仙台にゆかりがあるのでね。
たっぷり。


こんにちは。はるです。
滋賀県在住で、写真活動をしています。
関西周辺や仙台の写真を撮影したりしている人です。

表紙の写真は仙台駅の北側から高架線を見上げた朝の写真。
電線を支える鉄の柱が、未来に向かって立ち向かっている感じ。

次の写真は同時刻に仙台駅の方向を向いて撮影した1枚。

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今回はその『立ち向かうもの』について、ちょっと小話を。


1.【起】2019年最後の風向き変化

2019年をザッと振り返ってみると、
結構しんどかったなーという感じがします。

具体的に何がしんどかったかを明確に言語化できるわけではないのですが、
始めてから2年が経過しようとしている写真活動はブランクに陥り、
本業の方もあまり先が見えずふわふわとした日々が続くが、
かと言ってプライベートで何かに本気で打ち込んでいるわけでもない。

総評すると、何かと上手くいかずしんどい思いをすることが多い年だったなーと思います。


ただ、2019年12月はちょっとだけ風向きが変わる予感をさせる出来事がいくつかありました。
刺激的な出会い。仲たがいしていた古い知人との再会。久しぶりに触る楽器の猛練習&披露。
これらを経て、2019年に失われていた自分の自信がちょっとずつ戻ってきたような。そんな実感がありました。

2019年の最後の最後に、この風向き。

「これを逃してはいけない...。」

年越しの瞬間、私はなんとなくこんなことを考えていました。

「厄は2019年できっとおさらば。2020年は、絶対に何かを起こす」


ということで、2020年の抱負を
「絶対に何かを起こす」
と決めたのでした。


「こんな抱負では具体性が無過ぎて達成条件が不明確であり
 目標として掲げるにはあまりにも不適切である。」

と、怒られるかもしれませんが、自分の中ではもうちょっと細分化した目標を持っているので大丈夫です。たぶん。





2.【承】隠されていた苦手


それでそれで、そんな目標を打ち立てたはいいが、
「では実際に2020年になってから何してはりますの??」

なんて言われそうですが、大丈夫です。
ちゃんと克服しようとしていることがあります。

それは、、、


『お湯を顔につけること。』


ひぇー。なんと恐ろしい。お湯だ。怖い!
ただ、お湯と言っても40℃以下のシャワーのお湯。

私はシャワーのお湯を顔につけるのが苦手なんです。
特に鼻の付け根辺り。
皮膚が薄いからなのかなんなのか、熱をすごく敏感に感じ取ってしまうんです。ボワーッと。熱ッ!!となります。

別に顔に水をつけるのが怖いとかじゃないですよ。
もと水泳部で毎日水中で生活してましたので。
お水は親友。

でも、熱です。熱が苦手なのです。なんとも....。


シャワーを浴びるとき、
今まではお湯の温度をわざわざ35℃くらいまで下げて
洗顔をしていました。
でもそのまま身体を流すと寒いので、また温度を上げる。

そう、無駄なんです。その工程が。
無駄無駄。無駄なことなんだ、これは...。

そのちょっとの時間を節約するために、
2020年はまずお湯を克服しようと決めたのです。


でもやっぱり、熱いのは熱い。
シャワーの温度を変えずにお湯のまま顔を流すときはいつも

「オオオォォォッ!!立ち向かえッ!!」

と心の中で叫びながら耐えています。
頑張れ、自分。いつか熱を操作できるようになるぞ。きっと。


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朝。仙台駅側からみた広瀬通り。


3.【転】人間生きてるだけですごい

なんか今年の抱負とか豪語していたくせに
こんな小さい話をしてしまってすみません。

ですが、基本的に人間が成長するときは
何かしらの困難に直面したときだと思うのです。



『生物であること』の定義の一つに
”代謝をおこなう”というものがあります。

我々人間どころか微生物や菌が生きている限り自然に行っている代謝。
これは実はものすごく難しいことらしいです。

物理的には、ほとんどの ”モノ” は ”乱雑さが増大する方向” に向かっていくそうです。水に入れた砂糖が溶けて拡散するように。雨の日の水が道を伝って流れるように。そして、何もしなければ部屋が汚くなっていくように...。

生物はそれらの"乱雑さ"が増大しないよう、外部からエネルギーを調達し"代謝"を経て生命という形を維持しているらしいです。
すごくないですか??生物って。


つまり、人間はみな生きているだけですごいんです。
だって、生きているということは"生物"としての代謝活動を一瞬も怠ることなく維持しているということですから。
これは大変なことです。ひゃー。

更に言うと、人間は社会動物として人間同士協調して生活し、学び、働き、生産し、生き続けている。
とんでもないことではありませんか。これが続くということは。
みんなすごい。どひゃー。


ただでさえ毎日すごいことをしているんですから、
これ以上大変なことってなかなかできないですよね。
そう、現状維持が一番楽なんです。いつも通り。今まで通り。
それだけで十分なんですから。人間。

でも、

でもですよ?

ちょっとでも先に進みたい、とか。

違う景色をみてみたい、とか。

そう思ったら、やっぱり成長するしかないんです。きっと。
そのためのきっかけとなるのが、私は

「困難に立ち向かうこと。」

だと解釈をしております。



4. 【結】困難に立ち向かう


いつも通りの毎日でも私は幸せです。
なんとなくでも生活できて、たまに美味しいごはん食べて、たまに人と遊んで。のぺーっと過ごす。
十分。十分です。

でもやっぱり、今とはちょーっと違うとこに行ってみたい。
ちょっとだけ先の世界をみてみたい。
ちょっと高いところから世の中を眺めてみたい。

そう思ったら、あまり逃げているばっかりでもいけなくなってきました。
困難に立ち向かわなきゃ。
飛び込む。突っ込む。負荷をかける。自分から。

2020年は、そんな年にしたい。



と、これもまた豪語です。
私はそんなにメンタルが強いわけでもないし
ストイックに生きれるわけでもありません。
でも、ちょっとした意識の違いからくるちょっとした努力が、
ふと振り返ったときにたくさん積み重なっているといいな~。

と、思います。


まずは、お湯から。


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春。長浜城。


ありがとうございました。
Instagramに今まで撮影した写真をまとめております。
良かったら立ち寄っていただけたら嬉しく思います。








滋賀県在住 駆け出しの風景写真家 Photograher/Shiga Prefecture